瀬戸大橋上で列車撮影 ファン笑顔 開通35周年 ツアーに40人

瀬戸大橋の管理用通路から「リバイバル南風号」を撮影する鉄道ファンら

 今年4月に開通35周年を迎えた瀬戸大橋で27日、普段立ち入ることのできない管理用通路から、JR瀬戸大橋線の列車を撮影するツアーが開かれた。鉄道ファンらが瀬戸内の穏やかな海面を背景に、橋上を疾走する列車を写真に収めた。

 ツアーは2回に分けて行い、東京や大阪などから計約40人が参加。瀬戸中央自動車道・与島パーキングエリア(坂出市)から専用エレベーターを使って、海面からの高さ約70メートルにある管理用通路へ。35周年記念で約2年ぶりに同線で“復活”した2000系特急形車両の臨時列車「リバイバル南風号」のほか、快速マリンライナーや特急しおかぜが通過するたびにシャッターを切った。

 友人と参加した兵庫県西宮市の高校生(17)は「瀬戸大橋の中から南風号を撮影したいと以前から思っていた。橋と海が入ったベストショットが撮れてよかった」と笑顔で話した。

 ツアーは本州四国連絡高速道路とJR四国が企画し、4月に続いて2回目。

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