ソン・ガンホが3年連続カンヌ国際映画祭閉幕式に出席!今年も栄誉を手にするか注目集まる

是枝裕和監督初の韓国映画「ベイビー・ブローカー」でカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を受賞し、韓国俳優として初の快挙を成し遂げたソン・ガンホが第76回カンヌ国際映画祭の閉幕式に受賞者として参加すると、韓国の複数メディアが報じた。カンヌ国際映画祭は彼について「韓国映画史の新たなページを作った貢献者」と評価しているという。こうしてソン・ガンホは、3年連続でカンヌ閉会式の舞台に立つという栄誉を得る予定だ。

ソン・ガンホは映画「クモの巣」を引っ提げて、カンヌを訪れている。カンヌ現地で世界初公開され、好評を得たそうだ。物語は1970年代、撮り終えた映画「クモの巣」の結末だけを撮り直せば傑作になると信じる監督が、検閲、変更された内容を理解できない俳優や制作陣らを、悪条件の中で押し通しながら起こる出来事を描いている。ソン・ガンホを筆頭に、イム・スジョン、オ・ジョンセ、チョン・ヨビン、チョン・ジョンジョン、パク・ジョンス、チャン・ヨンナムら豪華俳優陣が出演している。

カンヌ国際映画祭の閉幕式では、最高賞である金鐘賞をはじめ、審査員大賞、主演男優賞、主演女優賞、脚本賞など計9部門の授賞が発表されるが、ソン・ガンホがどの部門を授賞するかはまだ確定していないため、その行く末に注目が集まっている。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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