千載一遇のチャンスを生かせなかったドルトムント、11季ぶり優勝ならず《ブンデスリーガ》

写真:Getty Images

ドルトムントは27日、ブンデスリーガ最終節でマインツをホームに迎え、2-2で引き分けた。

最終節を前にバイエルンをかわして首位に浮上したドルトムント(勝ち点70)は、勝利すれば11季ぶりの優勝となる中、前節アウグスブルク戦と同様のスタメンで臨んだ。

5バックで構える9位マインツ(勝ち点45)に対し、アラー、マレン、アデイェミの3トップでスタートしたドルトムントが押し込む展開で立ち上がる。しかし硬さが見られる不安な入りとなると15分に失点。CKからオルセンにヘディングシュートを決められた。

それでも17分、ラファエル・ゲレイロがボックス内で倒されるとVARの末にPKを獲得。だが、キッカーのアラーはシュートをGKダーメンにセーブされてしまう。

そして追い討ちをかけるように24分、2失点目。イ・ジェソンの左クロスからオニシウォにヘディングシュートを決められた。

負の流れが止まらないドルトムントはアデイェミの負傷を受けて40分、ロイスを投入。そんな中、44分に好機。ロングカウンターからボックス内に侵入したブラントが枠内シュートを放ったが、GKダーメンにセーブされ、2点のビハインドで前半を終えた。

迎えた後半、ムココを投入したドルトムントが前がかる中、開始3分に大ピンチ。カウンターを受けた流れからイ・ジェソンに決定的なシュートを許したが、GKコベルが凌いだ。

その後も57分にオニシウォに右ポスト直撃のシュートを浴びたドルトムントは攻めあぐねたことを受けてデビュー戦となる17歳アタッカーのデュランヴィルを投入。

そのデュランヴィルが右サイドからの果敢な仕掛けを見せて攻勢を強めると、69分に1点を返す。途中出場レイナとのパス交換からボックス内のラファエル・ゲレイロがシュートを決めきった。

押せ押せのドルトムントは84分、FKからフンメルスのバックヘッドでゴールに迫った中、追加タイムにジューレが同点弾を叩き込むも、バイエルンがケルンに2-1で競り勝ったことで優勝ならず。千載一遇のチャンスを生かすことはできなかった。

© 株式会社シーソーゲーム