犬の『しつけに使えるフード』の特徴とは?アプローチと目的によって使い分けてみて

犬の「しつけに使えるフード」の特徴

犬のしつけに使えるフードの特徴としてまず挙げられるのが、「犬が口に入れたときにすぐに飲み込めるサイズ」ということです。小型犬であれば小指の先5ミリくらい、中型や大型犬なら1センチ程度のサイズのものがおすすめです。

フードによって多少前後することはありますが、この目安をひとつの基準として覚えておくと良いでしょう。

フードの種類は、「ドライ」や「半生タイプ」など、どの種類でも大丈夫です。ただし、アレルギーなどの疾患によって決まった食事がある場合は、それ以外は与えてはいけません。

なぜなら、犬に疾患が原因で決まった食事がある場合、食事をコントロールすることで身体の機能をコントロールしています。そのため、それを崩すことはQOLの低下になり、場合によってはネグレクトになってしまう可能性もあります。

あくまでも犬のしつけというのは、動物福祉の向上を目的のための手段であることを忘れないようにしましょう。

犬へのアプローチと目的によって使い分ける

上記では犬のしつけに使えるフードの特徴としてサイズをお教えしましたが、しつけの目的によってはかならずしも「固形のフード」である必要はありません。

例えば、シャンプーやブラッシングを嫌がらないようにしつけたいというのであれば、おいしいものを口に運んでいる間にそれらを済ますという方法が可能です。その際に、もし早食い防止食器などを使うのであれば、固形のフードよりも「ペーストやウェットタイプのフード」がおすすめです。

どんどん人間の手から口に運んで食べさせるという方法をとるなら「固形で小さいフード」、舐めている間に作業を済ませることでお手入れをポジティブなものとして印象づけたいなら「ウェットタイプ」…という使い分けができますので、状況に合わせて選択しましょう。

1日のご飯からの活用も可能

このように、犬のしつけの目的によってどのようなフードを選択するかが変わってきますが、「フセ」や「おすわり」のようにテンポよく学習を進めていきたい場合は、小さくて固形のものをを選択しましょう。

犬のしつけといえば大体はそうしたテンポよく進めていくことで学習を促すケースが多いので、基本はそれができるフードを選択するといいと思います。

一番は、普段食べているドッグフードで構いません。1日に必要な量から取って使えばいいだけなので、管理としても簡単です。また、しつけの時間に使うだけではなくノーズワークのときに使うなどもできますし、あらゆる場面で役に立ちます。

そうすればフードボウルも必要なくなりますし、ちょこちょこフードを得ることができるので、犬自身のお腹も心も満たしてあげることにも繋がります。

まとめ

今回は、犬のしつけに使えるフードの特徴についてお伝えしました。しつけに使えるフードは色々ありますが、しつけの目的によって臨機応変に変えてあげましょう。

犬のしつけは、基本テンポよく進めるようなケースが多いと思うので、普段食べているドッグフードを使ってあげるのが一番楽だと思います。

ぜひ犬のしつけにはフードを使って、犬が楽しく学習を進められるようお手伝いしてあげてください。

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