バイエルンが11連覇を達成。シャルケが降格、シュトゥットガルトは入れ替え戦へ

ブンデスリーガ 第34節 結果まとめ

写真:最終節でドルトムントをかわし、11連覇を達成したバイエルン ©Getty Images

5月27日、ブンデスリーガ第34節の9試合が行われた。2022-23シーズン最終節のため、全試合が同日・同時間のキックオフとなった。

優勝争いは勝ち点70の首位ドルトムントがホームでマインツと、同68の2位バイエルンはアウェイでケルンと対戦した。先に試合を動かしたのはバイエルン。8分、キングスレイ・コマンのミドルシュートで先制した。一方のドルトムントは15分、24分と失点してマインツに2点のリードを許し、大ピンチに陥る。

後半に入ると、ドルトムントは69分、ラファエル・ゲレイロのゴールで1点を返し、なおも攻め続ける。バイエルンは78分、自陣のペナルティーエリア内でセルジュ・ニャブリがハンドを犯してケルンにPKを献上。これを決められて同点に追いつかれる。このままだとドルトムントの優勝となるところだったが、89分にジャマル・ムシアラが鋭いカットインから見事なゴールを決め、勝ち越しに成功。ドルトムントも試合終了間際にニクラス・ズーレのゴールで同点に追いついたが、2-2のままタイムアップ。2-1で勝利を収めたバイエルンと勝ち点71で並んだが、得失点差で上回ったバイエルンが11連覇を飾った。

残留争いも激闘となった。遠藤航と伊藤洋輝が先発出場、原口元気がベンチスタートしたシュトゥットガルトは残留争いの直接のライバルであるホッフェンハイムとホームで対戦。75分に先制されたものの、80分にティアゴ・トマスのゴールで同点に追いつき、1-1の引き分けに終わった。吉田麻也がベンチスタートとなったシャルケはアウェイでライプツィヒと対戦。19分までに2点を失う苦しい立ち上がりから、49分までに2点を奪い返して同点に追いついたが、終盤に2点を奪われ2-4で敗れた。

一方、レヴァークーゼンをホームに迎えたボーフムは、開始早々に相手に退場者が出て数的優位に立つと、19分にフィリップ・フェルスターが先制点を挙げ、34分には浅野拓磨が追加点を奪う。終盤にはさらに1点を奪い、3-0の完封勝利。この結果、入れ替え戦圏内の16位だったボーフムが14位に浮上し、残留が確定。シュトゥットガルトは16位に沈んで2部との入れ替え戦に回ることとなり、17位シャルケが2部降格となった。

ウニオン・ベルリンはブレーメンに1-0で勝利し、4位で来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を手にした。長谷部誠と鎌田大地のフランクフルトと堂安律のフライブルクが激突した一戦は、フライブルクが先制しながら終盤に2点を奪ったフランクフルトが勝利。フライブルクは5位で来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ出場権を手にし、フランクフルトは7位でシーズンを終えた。板倉滉が先発出場したボルシアMGはアウクスブルクに2-0で勝利し10位でフィニッシュ。最下位ヘルタ・ベルリンはヴォルフスブルクに2-1で勝利を収めている。


[ブンデスリーガ 第34節 結果]
ドルトムント 2-2 マインツ
ライプツィヒ 4-2  シャルケ
ウニオン・ベルリン 1-0 ブレーメン
ケルン 1-2 バイエルン
ボルシアMG 2-0 アウクスブルク
フランクフルト 2-1 フライブルク
ヴォルフスブルク 1-2 ヘルタ・ベルリン
ボーフム 3-0 レヴァークーゼン
シュトゥットガルト 1-1 ホッフェンハイム

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