岩手競馬、約1億2700万円を返済 ネット販売好調、黒字を見込む

 

 岩手県競馬組合(管理者・達増知事)は、計330億円の融資を受けた構成団体(県、奥州市、盛岡市)に対し、2022年度分として約1億2700万円を返済する見通しだ。返済は3期連続。インターネット販売が好調に推移し、3億5300万円(前年度比25.2%減)の黒字を見込む。

 22年度の発売収入見込み額は679億5700万円(同17.5%増)。内訳は自場発売が52億5600万円、新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で伸びたネット発売が591億円と大半を占めた。

 昨年11月には地方ダート最高峰のJBC競走が盛岡で開催され、売り上げを伸ばしたが、JBC開催に伴う支出が増えたほか、老朽化する水沢競馬場の厩舎(きゅうしゃ)整備を進めたため黒字額は前年度を下回った。

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