国道50号バイパス 4車線化、供用開始 茨城の結城-筑西2.8キロ

くす玉割り、テープカットで国道50号結城バイパスの開通を祝う関係者ら=筑西市女方

国道50号の新川島橋を含む結城市結城-筑西市布川区間2.8キロの4車線化工事が27日完了し、供用を開始した。同区間の整備で、茨城県結城市小田林から同県筑西市布川を東西に貫く国道50号結城バイパス(約7.7キロ)の全線が4車線化された。

開通式典が同日、国や県、市関係者を集め川島公民館(同市下川島)で開かれた。国土交通省関東地方整備局の松本健道路部長はあいさつで、1979年度に事業化された同バイパス整備の経過を振り返り、「沿線の地域発展へ向け、これからも整備を推進し、防災減災への取り組みも強化していく」と意欲を示した。須藤茂筑西市長、小林栄結城市長、永岡桂子文部科学相のほか、地元選出の国会議員らが出席した。

式典後、新川島橋でくす玉割りやテープカット、渡り初めなどが行われた。同日午後3時に一般車両の供用が開始された。鬼怒川に架かる新川島橋(784.7メートル)の供用化に伴い、旧国道50号の川島橋は通行止めとなり、順次撤去される予定だ。

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