排水ポンプ車、水害時の対応は 山形市・大郷小で訓練

排水のためプールにホースを入れる関係者=山形市・大郷小

 排水ポンプ車による水害に備えた訓練が23日、山形市の大郷小で行われ、市職員や委託業者らがプールを使って災害時の対応を確認した。

 大郷地区は浸水想定区域に含まれ、水害が発生した場合、排水ポンプ車が必要になることから、同校の協力を得て取り組んだ。住民ら約15人も見学に訪れた。排水ポンプ車は昨年度に市が運用を始めたもので、毎分30トンの水を排出できるポンプ6基を備えている。

 訓練ではホースをつないだポンプをプールに投入。プール脇にある体育館の中にホースを通して、すぐ裏手を流れる逆川に水を勢いよく排出した。住民らは手際良く進められる排水の様子を興味深そうに見守り、「内水被害が発生した際に対応してもらえるのは、ありがたい」などと話した。

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