車中泊におすすめの消耗品グッズ5選!持っていれば車旅が超快適に

筆者撮影 車中泊で使っている消耗品

週に1度は車中泊しているコスケです。車中泊で使うアイテムを買いそろえる際、何度も使うアイテムやグッズにこだわる人は多いと思いますが、「消耗品にはそんなにこだわっていない」という人も少なくでしょう。しかし、持っていれば格段に車中泊が楽しく、便利になる消耗品がいくつかあります。今回は私が普段の車中泊はもちろん、1ヶ月間以上の日本縦断車中泊旅をした際にも「持っていて本当に便利」と感じた、車中泊におすすめの消耗品を5つ紹介します。

持っていれば車中泊が楽になる!消耗品こそこだわるべき理由

筆者撮影 車中泊で使っている消耗品

消耗品にはこだわらない人も少なくありませんが、実は消耗品にこだわるだけで車中泊の楽しさや快適度は段違いに変わってきます。

なぜなら、車中泊は通常の旅行と違い、さまざまな制限の中で食事をしたり眠ったりするからです。

ゴミを捨てられて、売店や綺麗なトイレ、炊事場がある高規格キャンプ場しか利用しないのであれば、さほど不便は感じないかもしれません。しかし、大半の人は高規格キャンプ場以外のスポットでも車中泊を楽しんでいると思います。

「売店がない」「ゴミを捨てられない」「洗い物ができない」といった車中泊スポットは少なくないので、限られたスペースや資源の中で、排水やゴミの問題を抱えつつ旅をすることになります。

そんな不便な環境の中で、快適に車中泊を楽しもうとすると、さまざまな工夫が必要になるんですよね。

そこで活躍してくれるのが、便利な消耗品です。消耗品は調理を楽にしたり、洗い物を最小限に抑えられたりするので、私も車中泊のときにはいつも愛用しています。

それでは、ここからは私が実際に愛用して便利だと感じた消耗品を5つ紹介していきます。

車中泊の便利グッズ【1】洗い物が減り車内での調理がグッと楽になる『クッキングシート』

筆者撮影 車中泊で使っているクッキングシート

クッキングシートは車中泊の際には絶対に持っておきたいアイテムです。

車内で調理や食事をする際、問題になるのが洗い物です。洗い物ができない車中泊スポットも多いですが、使った食器や調理器具をそのまま車内に放置すれば、匂いや腐敗の心配があります。

そんなときに便利なのがクッキングシートです。

クッキングシートといえば、旭化成ホームプロダクツの『クックパー』が代表的ですよね。

ただ、私は近所で手に入りやすいツルハドラッグの『くらしリズム クッキングシート』を使っています。

製品によってサイズや性能に多少違いはあるものの、どの製品であっても基本的に次の4つのメリットは共通しており、車中泊に便利です。

熱に強く丈夫なので調理に使える

筆者撮影 クッキングシートを使ってホットサンドメーカーで調理

クッキングシートは熱に強く、食材がくっつきにくい性質を持っているためホットサンドメーカーやフライパン、鍋などに敷いて調理が可能です。

また、クッキングシートの素材は紙ですが、丈夫で、箸でつついても簡単には破れません。アルミホイルも似たような使い方ができますが、クッキングシートに比べると簡単に穴が空いてしまいます。

ホットサンドなど簡単な食事作りから、惣菜の温めまで、幅広いシーンで調理器具を汚さずに使えるので、ぜひクッキングシートを活用してみましょう。

蒸気は通すが油汚れは通さないのでお皿に敷くと汚れない

筆者撮影 クッキングシートの上のカレー

基本的に、クッキングシートは蒸気は通しますが、油汚れは通しません。そのため、クッキングシートを敷いて調理したものを、クッキングシートごと食器に移して盛り付ければ食器も汚さずに済みます。

ラップを敷いても食器を汚さずに食事が可能ですが、実際に敷いて使ってみると、スプーンや箸で簡単に穴が開いてしまいます。また、ラップは熱にも弱いため、熱々のものを乗せると溶けてしまう可能性もあるんですよね。

その点、クッキングシートは穴が空いたり溶けたりする心配が少ないです。テーブルやトレーの上にクッキングシートを敷けば、そのまま食品を載せることもできますよ。

燃やせるゴミで捨てられる

クッキングシートは燃やせるゴミで捨てられるというのも大きなメリットです。

アルミホイルは自治体によって処分方法が異なり、サランラップも汚れの有無で捨て方が違うケースがあります。

しかし、クッキングシートはほとんどの地域で燃やせるゴミとして捨てられます。

燃やせるゴミは比較的処理しやすいうえに、一番出るゴミなのでまとめやすいのもいいところ。

使用の幅が広いだけでなく、使用後の処理もしやすいクッキングシートは、私の車旅には必須のアイテムです。

車中泊の便利グッズ【2】車内外のあらゆる汚れを拭き取れる使い捨てタオル『ショップタオル ライトデューティー』

筆者撮影 スコットショップタオルライトデューティー

使い捨てタオルを持っていると、車中泊の環境を清潔に保てます。

私がいつも使っているのは、スコットの『ショップタオル ライトデューティー』です。

水に強く、濡れても絞って使えるため、一つ持っていると車内外を綺麗にするのに役立ちます。使った後は燃えるゴミで捨てられるので処理も楽。

具体的には、次の用途で使っています。

車内の清掃

筆者撮影 水に強い使い捨てタオル

食事の後や、飲み物や食べ物をこぼしてしまったとき、ホコリや汚れが気になるときなど、車内の清掃に活用しています。

ティッシュペーパーでも代用可能ですが、『ショップタオル ライトデューティー』に比べると吸水性がないので沢山使ってしまいます。また、水にも弱く、拭き掃除をしているとボロボロになってしまいます。

『ショップタオル ライトデューティー』は、吸水力があり、水分も汚れもしっかり拭き取れます。水に強いので破けることがないだけでなく、絞って繰り返し使えるのも便利なポイントです。

家の窓の汚れを拭くなど、車中泊以外のシーンでも使えるため、車中泊の頻度が少ない人にもおすすめです。

付着した虫の跡の除去

筆者撮影 フロントガラスの掃除

『ショップタオル ライトデューティー』は、窓や車体に付着した虫の跡を除去するときにも役立ちます。

車を走らせていると、どうしても避けられないのが虫の付着。特に夏場に山道や高速を通ると、フロントガラスやバンパーは虫がぶつかった跡だらけになってしまいますよね。

放置すると見た目も良くないですし、汚れが取りにくくなったり塗装が劣化したりします。

洗車するのが一番ですが、できない場合は軽く水で濡らした『ショップタオル ライトデューティー』で汚れを拭き取っています。

虫の跡だけでなく、砂埃や雨の跡、結露などさまざまな汚れを拭き取れますよ。

車中泊の便利グッズ【3】ウイルス対策から汚れ落としまで幅広く活躍!食品にも噴霧可能なアルコール『パストリーゼ77』

筆者撮影 パストリーゼ77

消毒や清掃に使えるアルコールスプレーは、車中泊中に幅広いシーンで活躍します。アルコールスプレーにはさまざまな製品がありますが、その中でもおすすめなのがドーバーの『パストリーゼ77』です。

新型コロナウイルスへの対策として、一時期は手に入り難かったものの、最近はまた買えるようになってきました。

私は『パストリーゼ77』を次のように活用しています。

手指のアルコール消毒

『パストリーゼ77』は消毒用のアルコールなので、手指の消毒に使えます。

最近は、日常的に手洗いを徹底している方も多いでしょう。ただ、車中泊中はなかなか手洗いができないような状況もあるので、アルコールスプレーを持っておくと安心です。

私も食事の前は必ず『パストリーゼ77』で手指の消毒をしています。

食器や調理器具、テーブルの清掃

アルコールは油汚れを落としやすいので、食器や調理器具、テーブルなどの清掃・消毒にも使えます。

クッキングシートを使用しても、調理器具や食器に若干汚れが付く場合がありますが『パストリーゼ77』を使って拭き取ると、すっきり綺麗になります。

また、包丁やまな板など、クッキングシートが使えない調理器具もありますよね。そうした調理器具も『パストリーゼ77』で拭き取れば、ある程度綺麗にできます。

私はスプーンやフォークを使ったときも、パストリーゼ77を吹き付けて綺麗にしています。

筆者撮影 スプーンをアルコールで綺麗に

道具の使用後だけでなく、調理器具や食器を使用する前に『パストリーゼ77』で消毒しておけば、より清潔に調理や食事ができます。

食べかけの食品にかけて防腐効果

『パストリーゼ77』は酒造メーカーが作るアルコールということもあり、食品に吹きかけることもできます。食品に直接かければ腐敗を遅らせることが可能なため、食品を車内で保管する際、吹きかけておくと防腐効果も期待できます。

私も「食べきれないから、少し時間をおいてから食べようかな」という場合には、念のため『パストリーゼ77』を吹きかけておく……という使い方をたまにしています。

もちろん『パストリーゼ77』を吹きかけたからといって絶対に腐敗しないわけではないので、すぐに食べきってしまうのがベストです。ただ、少しの時間、食品を保管する際には『パストリーゼ77』を活用してみましょう。

車中泊の便利グッズ【4】100均でも買える!ストレスなく使える『ロール式ビニール袋』

筆者撮影 ダイソーのロール式レジ袋

普段からビニール袋を活用している方も多いと思いますが、ビニール袋は車中泊のシーンでも非常に便利なアイテムです。

ゴミ袋として使うのはもちろん、洗濯物をいれたり、食品を入れたり、汚れたものをいれたり……必ずと言って良いほど使えるシーンがあるので、マストで準備しておきましょう。

特におすすめなのがロール式のビニール袋。私がいま愛用しているのは、ダイソーの『スーパーさんのお買い物袋 M(ロールタイプ)』です。

ロール式は、従来のレジ袋のように「一枚取ろうと思ったら何枚も出てきてしまった…」ということがなく、必要な分だけさっと取り出すことができる優れもの

使い方は通常のレジ袋と変わりませんが、ロール式だと使いやすいだけでなく、収納もコンパクトなのでおすすめの消耗品の一つです。

筆者撮影 ロール状のレジ袋を取り出す

ダイソー以外でもロール式のビニール袋は売られていますが、私はダイソーで買うことが多いです。

ダイソーではサイズによって枚数が異なるものの、価格はいずれも税込110円なので、枚数によっては1枚あたりの価格がスーパーやコンビニで買い物をした際に買うレジ袋より安い場合もあります。

買い物に行く際には、ロールごとポケットに入れて持って行くと、レジ袋を買わずに済むので少しだけお得になります。

ただ、ダイソーの『スーパーさんのお買い物袋 M(ロールタイプ)』はとても人気で売り切れになりやすいので、ネットで似たものを探してみるのもおすすめです。

車中泊の便利グッズ【5】簡単に排水処理ができる!吸水力抜群な『ペットシーツ』

筆者撮影 ペットシーツ

ペットシーツは吸水力が抜群で、車中泊中の排水処理を簡単にしてくれます。

車中泊での大きな悩みの一つとして、「排水処理」が挙げられますよね。特に、ラーメンや鍋などの汁物は、食べた後のスープの処理が問題になります。

公共施設の水場や、野外の地面にスープを捨てるわけにはいかないので困ってしまうことが多いですが、そんなときにペットシーツが大活躍。

バケツやボウルにペットシーツを敷いて、その中に汁を入れればしっかり吸い取ってくれます。吸い取ったあとは、燃やせるゴミとして処理すればOKです。

筆者撮影 カップ焼きそばのお湯をペットシーツに捨てる

ティッシュやキッチンペーパーとは比べ物にならない量の水分を吸収し、カップラーメンの汁も問題なく処理できます。

飲み残しが出たときや軽く食器をすすぎたいとき、歯磨きなどでも使えますよ。少しの量であればかさばることもないので、数枚持っていくと車中泊が快適になるでしょう。

私がよく使うのは、ユニチャームの『デオシート しっかり超吸収』です。

『デオシート しっかり超吸収』は、シート全体にまんべんなく流せば、どんぶり1杯の水も吸収してくれます。

筆者撮影 どんぶりの水をペットシーツに吸収させる

車中泊に限らずアウトドアの排水シーンで活躍するので、ペットを飼っていない人でも持っていても損はないと思います。

ホームセンターや100均、ドラッグストアで手に入りますが、ネットでも購入できるので、ペットがいない人は枚数が少ないものを買ってみるのがおすすめです。

便利な消耗品は100均やホームセンターでも買える!便利グッズを活用して車中泊をより楽に快適に

筆者撮影 クッキングシートを使ってホットサンド

アルコールの『パストリーゼ77』や使い捨てタオルの『ショップタオル ライトデューティー』は手に入る場所が限られます。

ネット通販や一部ホームセンターなどで買え、私は『パストリーゼ77』はAmazonや楽天などのネット通販で、『ショップタオル ライトデューティー』はホームセンターのコメリで買うことが多いです。

それ以外のペットシーツやクッキングシート、ロール式レジ袋は、ネット通販はもちろん、ホームセンターやドラッグストアでも見かけます。100均でも売られていることが多いので、手軽に購入できるはずですよ。

全国どこでも手に入るので、もし旅先でストックが切れてしまっても、補充しやすいと思います。

今回紹介した便利グッズは、持っていると車中泊が楽&快適になるので、ぜひ活用して車中泊を楽しんでくださいね。

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