優勝の照ノ富士は14勝1敗 霧馬山は4敗も大関昇進確実

照ノ富士が押し出しで貴景勝を下す=両国国技館

 大相撲夏場所千秋楽(28日・両国国技館)4場所連続休場明けで14日目に8度目の優勝を決めた横綱照ノ富士は大関貴景勝を押し出し、14勝1敗で終えた。貴景勝は8勝7敗。

 霧馬山は関脇対決で豊昇龍に下手投げで敗れて4敗目を喫したが、場所後の大関昇進が確実となった。豊昇龍も11勝4敗。大栄翔は関脇同士の一戦で若元春を突き倒し、ともに10勝5敗。小結琴ノ若は勝ち越した。

 三賞は技能賞が3場所連続3度目の霧馬山、初三賞となる若元春が受賞した。明生が初の殊勲賞。十両は豪ノ山が14勝1敗で並んだ落合との優勝決定戦を制した。

 名古屋場所は7月9日にドルフィンズアリーナで始まる。

大相撲夏場所で6場所ぶり8度目の優勝を果たし、日本相撲協会の八角理事長(右)から賜杯を受け取る横綱照ノ富士=28日、東京・両国国技館(代表撮影)

© 一般社団法人共同通信社