一時代の終焉か。シャルケDF吉田麻也が所属していた4大リーグクラブすべて2部降格が決定

ドイツ1部ブンデスリーガ最終第34節が日本時間27日に行われ、日本代表DF吉田麻也が所属するシャルケはライプツィヒに2-4で敗れて2部降格が決定した。

吉田はベンチ入りするも出場機会はなかった。

これでシャルケは2シーズンぶりの2部降格となった。

吉田はシャルケと1年契約を結んでいたが、ドイツ紙『ビルト』によると公式戦で25試合以上に出場し、シャルケが1部残留すれば契約が1年間延長されるオプションが付帯されていたという。

そのため去就は不透明だが、シャルケが2部降格したため今季でクラブを退団する見通しのようだ。

吉田は2010年に名古屋グランパスエイトからオランダ1部VVVフェンロに移籍し、イングランド、イタリア、ドイツでプレーしてきた。

だが、吉田が所属した4大リーグの全クラブは今季で2部降格が決定した。

吉田のキャリアも振り返りながら、降格が決定したチームの今季成績を振り返る。

サウサンプトン

今季成績:6勝6分25敗(20チーム中20位)

吉田の成績:リーグ戦154試合6ゴール4アシスト

吉田の欧州キャリアで全盛期を過ごしたサウサンプトンも今季プレミアリーグ最下位で降格が決定した。

得失点差-37と19位にリーズに-10点差と攻守に渡って散々な出来だった。

これまでフィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)などワールドクラスを輩出しており、イングランド南部の古豪はプレミアリーグで存在感を見せていた。

吉田はセンターバックや時折右サイドバックなどで出場するなど、8シーズンに渡ってチームの守備を支え続けた。

サンプドリア

今季成績:3勝10分24敗(20チーム中20位)

吉田の成績:リーグ戦72試合3得点6アシスト

イタリア1部・セリエAも制したイタリアの古豪サンプドリアは今季最下位で降格が決まっている。

今季は第37節消化時点で24得点と深刻な得点不足に陥り、守備も崩壊して69失点で得失点差が-45点と悲惨な結果となった。

吉田は加入初年度は出場機会確保に苦しむも、2年目は主力として32試合に出場。精度の高いキックなどで通算6アシストを記録した。

シャルケ

今季成績:7勝10分17敗(18チーム中17位)

吉田の成績:29試合出場

ブンデスリーガの古豪シャルケは降格から抗うことはできなかった。

全チーム中最低となる35得点と得点力不足にシーズン終了まで苦しみ、得失点差も全チーム最低の-36点となった。

盟友内田篤人さんが所属したシャルケ入団に胸を高鳴らせていた吉田だったが、攻守に難があるチームを立て直せなかった。

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吉田が所属したVVVフェンロは2020-21シーズンに2部降格したが、現在昇格プレーオフファーストラウンドを突破して1部昇格を目指して奮闘している。

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