【インド】ボルタス、タミルナド州でエアコン工場新設[電機]

インドの財閥タタ・グループが傘下に置く電機メーカーのボルタスは25日、南部タミルナド州マダラパッカムでエアコン工場を整備すると発表した。用地の面積は150エーカー(約61万平方メートル)で、投資額は向こう数年で50億ルピー(約85億円)余り。

新工場は来年3月までにフル稼働する見通し。まずは家庭用エアコンの生産が焦点となる。生産能力は明らかにされていない。

ボルタスの既存の家庭用エアコン工場は、北部ウッタラカンド州パントナガルにある。今回の投資は既存工場の「拡張」の位置付けで、特に南部の需要への対応が目的だ。

ボルタスは、エアコンや冷蔵庫、洗濯機といった家電製品のほか、業務用のエアコンや冷蔵庫などを生産している。既存工場はパントナガルのほか、西部グジャラート州のワゴディアやサナンドに置いている。

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