かご乗り体験で大名気分 富山県魚津市で戦国のろし祭り

かご乗り体験を楽しむ子どもたち

 うおづ戦国のろし祭りが28日、富山県魚津市松倉地区の松倉城入城の門広場で開かれ、大勢の家族連れらが勇壮な獅子舞など多彩な催しを楽しんだ。

 松倉城跡など魚津市が誇る歴史遺産や伝統芸能を広く知ってもらおうと松倉地区の区長会などでつくる実行委員会が開き、30回目。新型コロナの影響で昨年まで3年連続で中止していたため、今回4年ぶりの開催となった。

 ステージでは金山谷獅子舞保存会が3演目の獅子舞を披露。村椿晃市長や地域住民らが歓声を上げながら見守った。新川相撲甚句会が相撲甚句を発表し、伸びやかな歌声を響かせた。鹿熊刀踊り保存会による踊りや餅まきなどもあり、にぎやかな雰囲気で盛り上がった。

 会場ではかご乗り体験もあり、子どもたちが大名気分を満喫していた。山菜や餅など農産加工品の販売コーナーも大勢の人たちでにぎわった。

ステージでの獅子舞披露
よろいかぶとを装った若者も登場

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