マーベル新作『サンダーボルツ』 全米脚本家組合のストライキで撮影に遅れ 映画・テレビ界で混乱続く

マーベル映画新作「サンダーボルツ」の製作に、全米脚本家組合のストライキの影響で遅れが出ていることが分かった。フローレンス・ピュー、セバスチャン・スタン、デヴィッド・ハーバーらがキャスト陣に名を連ねる注目作は、6月にジョージア州アトランタで撮影開始を予定していたものの、ストライキを考慮し、製作が中断されている状態だという。

この新作は、「アントマン ワスプ」や「ブラック・ウィドウ」、「キャプテン・アメリカ」シリーズ新作「ニュー・ワールド・オーダー」などのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)内の異なる世界を繋げる役割を果たすとされている。オルガ・キュリレンコ、ジュリア・ルイス=ドレイファス、スティーヴン・ユァンも出演する。

「素敵な相棒~フランクじいさんとロボットヘルパー~」のジェイク・シュライアーが監督を務めるこの映画版。内容の詳細は明らかになっていないものの、原作コミックでは、政府によりミッションを託されたヴィランの一団を中心に描かれている。

公開は2024年7月を予定。今回の遅れが影響するかどうかは明らかになっていない。さらに先日にはリブート版「ブレイド」や、マーベルのドラマ「ワンダーマン」などもストライキの影響で製作に遅れがでていることが明らかになっていた。待遇向上を求めたストライキは5月2日の開始以降、米国全土にわたり映画やテレビ業界に混乱を引き起こしている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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