欧州主要リーグはシーズン佳境を迎えており、ドイツでは28日に2部リーグの最終節が行われた。
そうしたなか、ハンブルガーSVのとほほな事態が話題になっている。
2018–19シーズンにクラブ史上初めて2部に降格して以降、苦しんできたハンブルク。ザントハウゼンとの最終戦に0-1で勝利すると、サポーターがピッチ上になだれ込み、選手とともに歓喜を爆発させた。
昇格を争っていたダルムシュタットとハイデンハイムが最終戦に敗れ、上位2位までの自動昇格を掴み取ったと思ったためだ。
だが、ダルムシュタットは0-4で敗れたものの、ハイデンハイムはとんでもないミラクルを起こした。
後半アディショナルタイムの時点では2-1で負けていたのだが、93分と99分に連続ゴールを奪取!2-3で逆転勝ちを収める奇跡を起こしたのだ。
この結果、ハイデンヘイムとダルムシュタットが勝点67で並び、66のハンブルクは3位に転落…土壇場で自動昇格を逃し、昇降格プレーオフ行きが決まったのだ。
ハンブルグのキャプテンであるセバスティアン・ションラウは「これがサッカー…ファンがピッチになだれ込んできた時は終わったと思った」とコメント。
一方、劇的な逆転ゴールを決めたハイデンヘイムFWティム・クラインディーンストは「信じられない、狂気の沙汰だ。俺たちはやり遂げた」と歓喜していた。
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ハンブルグはプレーオフで遠藤航と伊藤洋輝が所属するシュトゥットガルトと激突。なお、ハンブルクは通算4度目の昇降格プレーオフとなり、これはドイツ史上最多だとか。