軽症者宅へ「救急往診」 青山医師 宮崎市で開業

軽症患者の自宅を訪れて診療する「救急往診」に取り組む青山剛士医師=宮崎市池内町

 県立宮崎病院で救急医長を務めていた青山剛士医師(43)が、軽症者らの自宅を訪れて診療する「救急往診」を5月から始めた。救急医の経験を積む中で、軽症者の救急搬送が課題となっていることを認識。頼る人がおらず、救急車を呼ぶケースが多いことを知り開業を決め、「不必要な救急車の利用を減らし、重症化も防ぐことができる」と意欲を見せる。患者に年齢制限を設けず、初診にも対応する仕組みで、県医療政策課によるとこうした取り組みは県内初という。

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