Wソックスの守護神ヘンドリックス がんを乗り越えて戦列復帰へ

日本時間5月29日、ホワイトソックスは球団公式ツイッターに動画を投稿し、非ホジキンリンパ腫との闘いを乗り越えてマイナーAAA級シャーロットでリハビリ登板を開始していた守護神リアム・ヘンドリックスの戦列復帰が決まったことを発表した。ホワイトソックスは日本時間5月30日から本拠地ギャランティードレイト・フィールドで大谷翔平が所属するエンゼルスとの3連戦がスタートするが、ヘンドリックスはこの3連戦から復帰することになる。

2023年シーズンの最も感動的なストーリーの1つがいよいよクライマックスを迎えようとしている。大ブレイクを遂げた2019年以降、メジャーを代表するリリーバーとして活躍してきたヘンドリックスは今年1月、非ホジキンリンパ腫の治療を開始することを公表。オーストラリア代表としてのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場も辞退し、治療に専念してきた。そして、それから5か月足らずで闘病生活を終え、メジャーの舞台に戻ってくることが決まった。

現在34歳のヘンドリックスはアスレチックス時代の2019年に大ブレイクし、メジャー9年目にしてオールスター・ゲーム初選出。ホワイトソックスに加入した2021年にはリーグ最多の38セーブを挙げ、昨季も4勝4敗37セーブ、防御率2.81を記録するなどクローザーとして活躍した。2019年、2021年、2022年とオールスター・ゲームに3度選出されており、2020~21年には2年連続でマリアーノ・リベラ賞(アメリカン・リーグ最優秀救援投手)を受賞。ホワイトソックスとしては、ヘンドリックスの復帰は戦力面でも精神面でも大きなプラスになるはずだ。

マイナーAAA級での6登板では防御率10.80と精彩を欠いたヘンドリックスだが、ホワイトソックスに合流後、実戦形式の打撃練習に3度登板してコンディションを整えている。復帰してすぐにクローザーを務めるかどうかは不透明だが、開幕から不甲斐ない戦いが続くホワイトソックスに頼もしい戦力が戻ってくる。

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