帰ったら早速ビールと…八潮の枝豆が解禁! 太鼓判の出来栄え、即売会に長蛇の列 来月「大感謝祭」開催

長蛇の列ができた枝豆即売会=27日午後、埼玉県八潮市大瀬

 今年取れた埼玉・八潮産枝豆の解禁を祝う催し「やしお枝豆ヌーヴォー祭」が27日、商業施設「フレスポ八潮」で行われた。新型コロナウイルスの落ち着きを受けて、今年は枝豆試食会や生ビール販売も復活。市民らは旬の味を存分に味わった。

 八潮産枝豆のブランド化とPRを兼ねて市商工会が2010年から行っている。

 メインは枝豆の即売会。市内農家がこの日に収穫し、袋入り(約300グラム500円)と枝付き束(約800グラム700円)など約550セットを用意した。農家の鈴木光雄さん(65)によると、ここ数週間は寒暖差の激しい日が続いたが、例年並みに順調に収穫できたという。八潮産枝豆の特徴は「口いっぱいに広がる風味」と出来栄えに太鼓判を押し、「スーパーで取れたての新鮮な枝豆はなかなか購入できない。この機会にぜひ味わってほしい」と呼びかけていた。

 即売会は大盛況。開始1時間前から購入客の列ができ、午後3時の販売開始時には200人以上が並んだ。

 東京都足立区の70代男性は「八潮の枝豆は絶品だと聞いて初めて訪れた。帰ったら早速、ビールと一緒に味わいたい」と買い物袋いっぱいに購入していた。

 その場で味わえる無料試食会にも多くの人が訪れた。焼きそばなどの枝豆加工品のほか、今年は生ビールも味わえるとあって、買い物客らは旬の味を満喫した。

 大山忍市長は「解禁日なのでぜひ味わってもらい、八潮の枝豆のおいしさを多くの人に伝えてほしい」と話していた。

 6月18日には同じ場所で規模を拡大した「やしお枝豆大感謝祭」を実施する。試食会や生ビール販売に加え、市内農産物や特産品の即売会、音楽ライブなども予定する。午後3時から同7時まで。

 問い合わせは、市商工会(電話048.996.1926)へ。

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