「市民の運動参加」巡り、地方都市が対決へ 敗れれば相手の旗掲げるルール

福知山市役所でチャレンジデーでの健闘を誓い合った大橋市長(右)ら

 1日15分以上運動した人の割合を人口規模が近い自治体同士で競うスポーツイベント「チャレンジデー」(笹川スポーツ財団主催)が31日、全国一斉に開かれる。2019年から参加する京都府福知山市はスポーツ施設の無料開放やランニング教室を開催し、秋田県横手市と対戦する。

 サッカーやテニスなどの競技に加え、徒歩や自転車を使った通勤通学も運動に含めて参加率を競う。敗れた自治体は、相手の市町村旗を1週間掲げる。

 福知山市の通算成績は1勝2敗で負け越している。市は市民の参加率51%を目標に掲げているが、昨年は45.8%にとどまった。

 当日は三段池公園総合体育館や長田野公園運動広場野球場などスポーツ施設13カ所を無料開放し、市民の利用を促す。三段池RAVIHOUSE大はらっぱでは、同市生まれで北京五輪女子マラソン代表の中村友梨香さんによるランニング教室(午前11時45分と午後0時半からの二部制)を開く。申し込み不要。

 23日には、福知山市の大橋一夫市長と横手市の伊藤孝俊教育長がオンラインでエールを交換した。横手市は通算6勝2敗の強豪という。伊藤教育長が「5連勝を目指して勝負を挑みたい」と意気込むと、大橋市長は「互いに頑張りましょう」と応じた。

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