中国商務相、半導体規制を批判 西村経産相と米での会談で

中国の王文濤商務相=3月、北京(ロイター=共同)

 【北京共同】中国商務省は29日、王文濤商務相が米デトロイトで行われた26日の西村康稔経済産業相との会談で、日本の先端半導体の輸出規制に関し「日本側は誤りを正し、世界のサプライチェーン(供給網)の安定を維持するよう求める」と批判し、強い不満を表明したと発表した。

 王氏は会談で、中国と産業界の反対を無視したと指摘し「国際貿易ルールに違反し、産業発展の基礎を著しく破壊する」と強調したという。

 また、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)での経済安全保障に関する声明に関しても「中国への内政干渉で、断固反対する」と日本側を非難した。

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