西岩親方(青森・弘前市出身)「青森出身の弟子育てたい」 トークイベントで抱負

トークイベントで「青森出身の弟子を育てたい」と語った西岩親方=28日、東京・両国国技館

 日本相撲協会の親方トークイベントが夏場所千秋楽の28日、東京・両国国技館内にある相撲博物館で開かれ、西岩親方(青森県弘前市出身、元関脇若の里)が「青森出身の弟子を育てていきたい」と今後の抱負を語った。

 弟子育成について西岩親方は「体が小さくてもやる気のある子が強くなる」と述べた上で、「力士であるからには勝つことも大事だが、それよりも立派な人間に育つことが強くなるための一番の近道だと弟子には教えている」と強調した。

 新型コロナウイルス禍が落ち着いたことから、「これからどんどんと青森に行って、地元の子をスカウトして指導してきたい」と意気込んだ。

 将来の横綱候補の一人には「相撲の神様」と呼ばれた藤崎町出身の元大関大ノ里のしこ名に由来する「大の里」(幕下付け出し)を挙げ、「青森の人間は皆応援していると本人には伝えた。大関を越える存在になってほしい」と期待を込めた。

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