青森・三沢市長選、小桧山氏が無投票再選 「感無量の思い」

無投票で再選を決め、万歳する小桧山氏(左)。右は妻準子さん=28日午後5時14分、三沢市大町の事務所

 任期満了に伴う三沢市長選は28日告示され、無所属で現職の小桧山吉紀氏(73)=自民、公明推薦=以外に立候補者はなく、無投票で再選が決まった。同市長選が無投票となるのは2011年以来、12年ぶり。

 再選の連絡を受けた小桧山氏は午後5時過ぎ、同市大町の事務所で支持者約120人(主催者発表)を前に「感無量の思い。難題が山積する中、市民のために働いて恩返しをしたい」と決意を語った。

 小桧山氏は午前9時、事務所の敷地内で第一声を上げると、選挙カーで街中を走り有権者に支持を呼びかけた。夕方の街頭演説では知事選に立候補している宮下宗一郎氏(44)が応援マイクを握った。

 種市一正前市長(81)の後継指名を受けた小桧山氏は19年、新人同士の保守対決を制し初当選。22年12月の定例市議会一般質問で正式に2期目への出馬を表明した。市議18人の大半の支持を取り付け、盤石な態勢を敷いた。

 市選挙管理委員会は6月6日、小桧山氏に当選証書を付与する。小桧山氏の2期目の任期は、同17日から4年間。

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