「光る君へ」“紫式部”吉高由里子&“藤原道長”柄本佑がクランクイン

2024年に放送されるNHK大河ドラマの第63作「光る君へ」(日時未定)。主人公・紫式部(まひろ)役の吉高由里子と、紫式部の生涯のソウルメート・藤原道長を演じる柄本佑が、京都市の平安神宮でクランクインを迎え、コメントを寄せた。

「光る君へ」は、貴族文化が花開いた平安時代を舞台に、世界最古の女性文学と言われる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描くもの。脚本は、同局の大河ドラマ「功名が辻」や連続テレビ小説「ふたりっ子」、「セカンドバージン」など、数多くのヒット作を手掛けてきた大石静氏が担当する。

吉高は「これからの1年半という長い期間の初日を、ドラマにゆかりのある京都で迎えられたこと、大変うれしく思っています。この平安神宮での撮影は、令和から平安時代にタイムリープをしたような気持ちになりました。いよいよ撮影が始まりますが、戦のない鮮やかな時代なので、普段見られない光景や衣装、四季を楽しめるのかなと思ってます」と心境を伝える。

そして、「紫式部のキャラクターについて、それほど明るいキャラクターというイメージを持っていませんでしたが、今作は好奇心旺盛で多感な女の子になっています。まひろの成長とともに『源氏物語』がどう描かれていくのか、紫式部の興味に気付いていけたらなと思っています。大石さんの情熱的な脚本を照れずに頑張って演じていきたいと思います」と意気込んだ。

柄本は「準備段階で京都に何度も赴いて、紫式部のお墓や道長ゆかりの場所を巡ってきました。いよいよ撮影開始となり、京都が舞台の物語を、まずこの京都から始められること、しかも今日は道長にとってもちょうどドラマ初登場のシーンの撮影で、これから1年半撮影が続く初日に、その大本となるエネルギーをいただけた感じがしていて大変光栄です」と、長きにわたる撮影のスタートがよき日となったことを報告。

続けて「吉高さんとの2度目の共演、また初めて共演する方も多く非常に楽しみにしています。今のところ大石さんが書かれる脚本が『まあ面白い』。今日は歩いているシーンの撮影でしたが、早く大石先生のセリフをしゃべってみて、自分の中にどんなことが起こるのかというのも楽しみです」と期待を述べている。

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