山形・文翔館、来館400万人達成 セレモニー、記念品など贈る

400万人目の来館者となった(左から)佐藤幸雄さん、敏子さん夫妻と成田悟さん=山形市・文翔館

 山形市の県郷土館「文翔館」(山口真二館長)の来館者数が28日、400万人となり、現地で記念セレモニーが行われた。

 節目の400万人目となったのは、青森県弘前市から旅行で訪れた自営業成田悟さん(60)、親戚の佐藤幸雄さん(73)敏子さん(72)夫妻。記念看板の除幕を行い、花束と記念品が贈られた。8年ほど前に足を運んで以来2度目の来館で、成田さんは「歴史的建造物が好きで、外観も内装も重厚な造りが素晴らしい。驚いたが、いい思い出になる」と喜んだ。

 文翔館は旧県庁舎・県会議事堂で、国の重要文化財に指定されている。1916(大正5)年の建設で、保存修復工事を経て95年に開館した。

 2019年度に15万8660人だった年間入館者数は新型コロナウイルス禍の影響で20、21年度は5万~8万人台となったが、22年度は11万7311人まで回復した。15年11月に300万人、18年10月に350万人を突破していた。

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