千葉県野田市の小学校で、児童と職員の計67人が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち10人からノロウイルスが検出されました。
千葉県によりますと、5月16日から23日にかけて、野田市内の小学校で児童と職員の計44人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。
野田保健所がこのうちの13人を検査したところ、10人からノロウイルスが検出されました。
野田保健所は、集団感染とみて小学校に衛生指導を行いました。
原因や感染経路はわかっていません。
この小学校では28日までに67人に症状が確認されましたが、重症者はいないということ です。
一方、松戸市では、4歳の女の子が腸管出血性大腸菌、O―157に感染して重症となっています。
県によりますと、女の子は5月17日に発熱などがあり、その後、下痢やおう吐の症状も出て、23日にO―157と診断され入院しました。
女の子は急性腎障害などが起きるHUSという合併症も発症し、現在、輸血や透析を行っています。
感染経路は調査中ということです。
県は、食事前などの十分な手洗いや、肉を調理する場合、十分に加熱するよう呼びかけています。