グルメやステージ満喫 大淀川河川敷で社会実験

大淀川の水辺空間を活用し、ブースなどが並んだ「大淀川リビング」

 大淀川の水辺空間を有効活用した社会実験「大淀川リビング」(同実行委員会主催)は28日、宮崎市の宮崎観光ホテル前河川敷であった。約20店舗が並ぶ飲食ブースやステージイベントを来場者が楽しんだ。
 同社会実験は2019年から始まり、不定期開催で今回は4回目。前回よりもエリアを拡大することで周辺区域との一体感を演出した。メキシコ料理やカヌー体験などのブースも立ち並び、家族連れやペット同伴の周辺住民らが川辺の空間を思い思いに楽しんだ。
 家族と来場した大淀小5年の鋤崎京乃介君(10)は「風が気持ち良く、水の音と匂いを感じながら食べるご飯がおいしかった」と満足した様子。同実行委員会の今西正委員長は「水辺空間の可能性を引き出して価値を高め、企業や市民が活用しやすい場所にしたい」と話した。

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