嚴島神社に原爆ドームと2つの世界遺産がある広島。2022年には、宮島だけで270万人を超える観光客が訪れました。また2023年5月には、広島でG7サミットが開催されたことで、国内外を問わず注目が集まっています。
そんな広島には、ほかにも魅力的な観光地がたくさんあります。そしてもちろん、おいしいグルメも!
今回は、地元広島を知り尽くした編集部が広島観光と一緒におすすめしたい広島名物ランチをまとめてみました。観光とあわせておいしい広島グルメも満喫してくださいね!
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目次
広島観光王道の「お好み焼き」ランチ
広島でランチにぴったりな名物といったら、やっぱりお好み焼きが王道です!広島のお好み焼きは生地と具材をまぜず、薄くのばして焼いた生地に山盛りのキャベツを重ねて蒸し焼きにし、さらに豚肉や卵、その他お好みの具材、そして焼きそばなどを重ねて焼くのが特徴で、広島で長く愛されてきたソウルフードです。
広島を歩けばどこにでもお好み焼き屋さんがあり、観光に訪れる方はどこで食べたらいいのか迷うかもしれません。ここでは、地元広島の編集部がおすすめするお好み焼き屋さんをいくつか紹介します。
みっちゃん 総本店
特製スペシャル 1,540円(税込)
みっちゃん総本店は昭和25年創業の歴史あるお店で、広島県内に6店舗、さらに東京に2店舗を構える人気店です。創業当初は「美笠屋」という屋台だったそうですが、昭和28年に初代の井畝満夫さんが父からお店を引き継ぐ形で「みっちゃん」(※満夫さんの愛称から)と名を変え、現在は満夫さんの一番弟子が二代目を襲名してお店を引き継いでいます。
みっちゃん総本店のお好み焼きが愛される理由は、長年変わらないオリジナルソースや、気候によって調整される調理法にあります。
おすすめはイカ天、生イカ、生エビ、モチ入りの「特製スペシャル」。海鮮もりだくさんで食べ応え抜群です。
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いっちゃん
カキそば又はうどん 1,600円(税込)
広島市東区に本店を構えるいっちゃんは、過去にミシュランガイドビブグルマンを獲得したことがあるお好み焼き屋さんで、観光客にも人気です。実はその人気は国内に留まらず、アラブのヨルダン王国でお好み焼きをふるまったことがあるほど!
いっちゃんの一番人気メニューは「カキそば又はうどん」で、お好み焼きの上に広島特産品の牡蠣がのっています。ソースは必要最小限で、素材の味が堪能できます。使用される牡蠣はすべて広島県産で、牡蠣独特のイヤな香りが出ないよう工夫して調理されているので、苦手意識がある方もチャレンジしてみては?
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ねぎ庵
月見ねぎ庵スペシャル 1,243円(税込)
ねぎ庵のお好み焼きは、その名のとおりねぎをたっぷり使ったお好み焼きが人気のお店です。人気の「月見ねぎ庵スペシャル」は、肉・卵・そばorうどん・イカ天・ねぎ・生卵が入った贅沢なメニュー。
特徴のねぎは、瀬戸内海の倉橋島産の「宝島ねぎ」が使用されています。契約農家の専用農場で作られたこのねぎは、ねぎ庵のお好み焼きにぴったりなねぎなのだそう。創業前にたくさんのねぎで試作を重ね、一番ねぎ庵のソースと合ったのが宝島ねぎだったといいます。
妥協しなかったソースとねぎの組み合わせは納得の味!ねぎ好きの方におすすめです。
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お好み焼きねぎ庵紙屋町店
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薬研堀 八昌
そば肉玉 864円 (税込) ※提供:薬研堀 八昌
「八昌(はっしょう)」というとご存じの方も多いのではないでしょうか。薬研堀八昌は、広島でも特に人気の八昌系のお好み焼き屋さんで、創業40年の老舗の味とあっていつも行列が絶えません。
人気メニューは、広島のお好み焼きといったらこれといってもいいシンプルな「そば肉玉」。そば、野菜、豚肉、卵というベーシックな素材を使用したメニューです。20~30分かけてじっくりとていねいに焼き上げられたお好み焼きは、甘いキャベツ、香ばしい麺や生地が楽しめます。双子の卵を使用しているのもポイントのひとつです。
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ふみちゃん 流川店
そば肉玉 850円(税込)
広島の歓楽街・流川にあるふみちゃんは、このエリアで人気のお好み焼き屋さんのひとつ。昭和30年創業の老舗店で、長く地元民から愛されてきました。このお店はランチタイムから深夜遅くまで営業しているのがうれしいポイント。歓楽街にあるので、夜は飲んだ後にシメのお好み焼きができるのがうれしいんです。
ふみちゃんの人気メニューは、ミツワソースを使用した甘さ控えめ・さっぱりの「そば肉玉」。お好み焼き以外に、お酒のつまみになる自家製ポン酢の「牛スジ煮込み(税込550円)」も人気です。
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牡蠣の養殖日本一の広島で食べる「牡蠣」ランチ
牡蠣は広島県が誇る特産品のひとつです。真牡蠣は10月から4月ごろまで水揚げされ、旬は12月から2月ごろの寒い冬の時期ですが、1年を通じて牡蠣料理を扱うお店はたくさんあります。ランチで気軽に食べられる牡蠣グルメを紹介します。
牡蠣一番
牡蠣づくし 1,650円(税込)
殻ごと焼いても、蒸しても、揚げても、どう調理してもおいしい牡蠣。全部の魅力を余すところなく味わえるのが牡蠣一番のランチメニュー「牡蠣づくし」です。なんと、ランチ利用のお客さんのほとんどが注文するのだそう!
もちろん、焼きガキや生ガキなどの単品メニューも豊富です。毎朝草津港から直接買い付けされている新鮮な牡蠣が食べられますよ。
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Oyster Bar MABUI 袋町店
広島産牡蠣のオイルパスタ 990円(税込)
Oyster Bar MABUI袋町店は、広島県産の牡蠣だけでなく全国各地の牡蠣が食べられるお店です。「広島産牡蠣のオイルパスタ」をはじめ、ランチメニューに使用される牡蠣は広島県産のもので、牡蠣の独特の苦みがなく、あっさりして食べやすいのが特徴。
常時約10種類の生牡蠣が用意されていて、食べ比べができるお得な盛り合わせもあります。牡蠣によく合う白ワインも豊富なので、お昼から軽く一杯飲んでもよさそう!
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かなわ ekie店
味覚重弁当1,980円(税込)
かなわは創業150余年の老舗。江戸末期に養殖業から始まり、昭和37年に「かき船
かなわ」として牡蠣料理のお店をスタートしました。かなわで出される牡蠣は、広島湾の沖合約30km、瀬戸内海でも特にきれいな清浄海域である大黒神島深浦で養殖されている、新鮮で安全な牡蠣です。
コース料理、御膳、生牡蠣、かきグラタンなど、和食を中心にメニュー豊富なかなわ。広島駅を利用する方はekie店が便利ですが、かなわのレストランは広島市内の街中や広島空港にもあるので、行きやすいお店を選んでみてください。
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かき傳
提供:Instagram @kuidaore.d.kozou
かき傳は、牡蠣、穴子、広島牛といった広島の食材が味わえる創作料理のお店。牡蠣料理や海鮮料理が豊富です。生牡蠣は冬季限定ですが、焼き牡蠣やかきフライ、バター焼きなどはいつでも食べられます。
JR広島駅北口(新幹線口)から徒歩5分とアクセスもいいので、旅の行き帰りに立ち寄りやすいお店です。
かき傳の基本情報
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かき左右衛門
カキフライ定食1,000円
大正時代のレトロな雰囲気を味わいつつ、1年中牡蠣料理が食べられる居酒屋「かき左右衛門」。広島県尾道市にお店を構えます。カキフライ定食は、ご飯・カキフライ5個・味噌汁・サラダ・漬物のセットです。カキフライに注目してみると、衣のサクッと感が想像できて食欲をそそります。
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宮島観光におすすめの「あなごめし」
広島市や廿日市市の宮島ではあなごがよくとれることもあって、よく食べられていました。かば焼きにしたあなごをそぎ切りにして、出汁で炊いたご飯の上にのせた「あなごめし」はもともと宮島の名物駅弁として生まれ、現在まで地元民や観光客に愛されてきました。
あなごめし うえの
あなごめし(上) 2,530円(税込)
宮島名物「あなごめし」といえば老舗のうえのです。明治34年創業当時の味を守り続けたタレに、質のいい穴子、秘伝の出汁で炊いたご飯の組み合わせは、うえのにしかない特別な味です。3回焼くという穴子はとても香ばしく、噛めば口いっぱいに穴子の旨味が広がります。
店内での食事のほかお弁当も販売されていて、1か月前から予約受付しています。お弁当の包装紙は昔使用されていた駅弁の包装紙のデザインが使用されていて、レトロでおしゃれですよ。
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広島のご当地麺「尾道ラーメン・呉冷麺」
県西部の広島・宮島エリアだけでなく、尾道や呉も人気の観光地です。どちらもそこでしか味わえないご当地グルメの「尾道ラーメン」、「呉冷麺」があります。
つたふじ
中華そば(並)650円(税込)
創業から70年を超えるつたふじのメインのメニューは中華そばと中華うどんのみ。中華そばは背脂たっぷりの透き通ったしょうゆベーススープに、ストレート麺です。つたふじのスープは豚、鶏ガラ、魚介出汁で、背脂たっぷりでありながらも後味あっさりの甘いスープが特徴。
本店は二代目店主とご家族を中心に切り盛りされていて、福山にものれん分けした「つたふじ福山店」があります。本店はホームページやSNSなどがまったくありませんが、遠方からもお客さんが訪れる行列ができるお店。70年以上続いてきた味でお客さんが集まる名店です。
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珍来軒
呉冷麺【大】950円 【小】850円(税込)
戦前に海軍の重要拠点として栄えた呉は、旧海軍ゆかりの施設や大和ミュージアムがあります。また、海上自衛隊呉基地があり、潜水艦や護衛艦を見られることでも人気。
そんな呉のご当地グルメのひとつが「呉冷麺」です。珍来軒は呉冷麵発祥のお店として知られる人気店。呉冷麺は弾力がある麺が使われた盛岡冷麺や韓国の冷麺とは異なり、平打ち面であることが特徴的。甘辛のスープとよく合い、やみつきになる味です。
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広島の新名物「汁なし担々麺」
広島のご当地グルメとしては比較的新しいのが「汁なし担々麵」です。担々麵というと汁麺が一般的ですが、実はこれは四川省出身の料理人が日本人向けにアレンジしたもので、本場四川では汁なしの麺です。広島の汁なし担々麺は、本場四川の担々麺を研究して改良したのが始まり。
ここでは、発祥のお店とブームの火付け役となったお店を紹介します。
きさく
汁なし担々麵は、2001年にきさくで出されたのが始まりでした。きっかけは中国人留学生が作った四川の担々麺をきさく店主の服部さんが食べたこと。その味に衝撃を受けた服部さんが中国四川省へ渡って研究し、独自に改良を加えたのが汁なし担々麵です。
基本のトッピングは青ネギとひき肉のみ。鶏と煮干しベースの出汁で作られた秘伝のタレに、花椒のさわやかでしびれるような辛さがクセになります。最後に残ったタレとご飯をまぜて食べると二度おいしい!
きさくの基本情報
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くにまつ
提供:Instagram @armanisatoshi
きさくが発祥の店なら、くにまつは汁なし担々麵ブームのきっかけを作ったお店です。店主の松崎さんはもともと長野でラーメン屋さんを開いていましたが、広島で食べたきさくの汁なし担々麵の味が忘れられず、広島へ移ってお店を出しました。広島に恩返しがしたいという思いでレシピを公開されていて、そこから汁なし担々麵を出すお店が増え、ブームに。
「早い。安い。なるべく美味い。」を掲げるくにまつの自家製麺はもちもちしていて、茹で上りがはやいのが特徴。ランチ時にすぐ提供されるのはうれしいポイントです。
くにまつ 八丁堀本店の基本情報
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まとめ
以上、広島観光のお供にぴったりなご当地グルメのおすすめランチを紹介しました。
そこでしか見られない景色、体験と一緒に、おいしい広島グルメも堪能して広島旅を満喫してくださいね!
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※掲載された記事・情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。
ライター 東 滋実