青森県マッチングシステム「AIであう」、成婚第1号

 結婚を希望する人同士の出会いを支援する青森県のマッチングシステム「AI(あい)であう」を通じて出会った八戸市の男性(29)と鶴田町の女性(31)が結婚することになり29日、成婚第1号カップルとして県から記念品が贈られた。

 2人は県が開いたセレモニーに招かれ、県庁を訪問した。男性は2022年9月に、女性は23年1月に会員登録した。2人は7月に婚姻届を出す予定。

 女性は「新型コロナ禍の影響もあり出会いの機会がほとんどなかったけれど、システムを通じて大事な人と出会えた。男女問わず、勇気を出して登録してみて」。男性は「相手探しやお見合いの申し込みなど使いやすいシステムで、プロフィルの書き方や写真についてもたくさん助言をもらった。いい出会いにつなげられる人が、もっと増えてほしい」と話した。

 同システムは、相性の良さそうな人を人工知能(AI)が紹介する仕組みや、会員が条件を基に相手を探す仕組みを備える。22年8月から登録を受け付け、10月に運用を始めた。今月1日現在、累計548人が利用登録し、422組がお見合いに至った。158組の交際が成立している。

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