固定資産税536万円 茨城・笠間市が過大徴収 資産誤入力で二重計上

笠間市役所本所=笠間市中央

茨城県笠間市は29日、本年度の固定資産税の徴収で、1事業者に対する賦課額に誤りがあり、本来より536万4500円多く徴収していたと発表した。市はこの事業者に謝罪し、過大徴収分と加算金を還付する。

市税務課によると、職員が償却資産の申告書に記載された数値をシステムに入力する際、税額が軽減される特例資産の項目で入力を誤り、同じ資産が二重計上された人為ミスが原因という。償却資産の本来の税額に対し、賦課額は約1.3倍多かった。市税を総額ベースで確認する中で誤りに気付いたという。

同課は、システムの入力方法などを見直し、再発防止に努めるとしている。

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