私服・体操服で登校 富山県の高校で「服装自由週間」

制服や私服姿で登校する生徒たち=新川高

 新川高校(魚津市吉島)の「服装自由週間」が29日始まり、生徒が制服に限らず、私服や体操服といった思い思いの服装で登校した。昨年に続く試みで、期間は6月9日まで。

 「自由」と「公共のマナー」について考えるきっかけにしようと、生徒会執行部の生徒と生徒指導部の教員が実施。昨年の6日間から12日間に延長した。

 午前7時半ごろから続々と登校。制服姿の生徒に交じって私服を着用する生徒の姿が見られた。大西琉菜さん(1年)は「制服は動きが制限される。私服はかっこよかったり、かわいかったり、それぞれの個性が出るところがいい」と話し、白のTシャツの上に黒のシャツを羽織り、グレーのジーンズ姿で登校した。

 生徒会長の酒井啓路さん(3年)は「社会に出ると自由度が広がるが、学校は校則がある。学校生活を少し自由にすることで、自分の価値観や自分で判断する力を見つめる機会にしてほしい」と話している。

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