県警備業協会が50周年で式典 歩み振り返り、団結呼びかけ

半世紀の歩みを振り返った記念式典=佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀

 佐賀県警備業協会(島田浩二会長、50社)の創立50周年記念式典が26日、佐賀市のホテルマリターレ創世佐賀で開かれた。会員ら約60人が出席し、半世紀の歩みを振り返った。

 同協会は1972年に任意団体として発足し、88年に社団法人化。2012年に一般社団法人に移行し、20年には青年部会を設立した。警備員向けの講習や地域の防犯警備活動を行い、昨年4月には50周年記念事業として、ウクライナへの人道支援で義援金を募った。

 式典で島田会長は「警備業界はコロナ前後で大きな転換期を迎えた。誇りと責任感を持ち、皆で警備の質の向上に努めたい」とあいさつした。山口祥義知事、長村順也県警本部長らも出席し、大規模な警備が計画される来年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会へ向けて団結を呼びかけた。

 全国警備業協会の中山泰男会長の記念講演もあった。中山会長は警備員の人材が不足している現状を踏まえ、「つつがない日々をつくり出し支える、魅力を感じる業界を目指そう」と述べた。式典後には祝賀会も開かれ、思斉中と佐賀学園高の吹奏楽部が演奏を披露した。(上田遊知)

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