千葉県で4歳女児のOー157重症例発生 感染経路を調査

 千葉県は29日、松戸市内の4歳女児から腸管出血性大腸菌「Oー157」が検出されたと発表した。女児は重症となっている。

女児は尿毒症発症

 県の発表によると、女児は17日に腹痛や下痢などの体調不良を訴え医療機関を受診。検査の結果、Oー157への感染が確認された。現在女児は溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し市内の病院で治療を受けている。感染経路については県が現在調査中だとしている。

 厚生労働省ではOー157の感染予防対策として、生肉を使った肉料理を避けることや、肉の中心部まで十分に加熱することを呼びかけている。抵抗力が弱い高齢者や小さい子どもなどの場合、重症化するケースもある。湿度の高まるこれからの季節にはより注意したいところだ。

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