武田真一が涙…『NHKを辞めた事について』長男から初めて手紙が

元 NHK アナウンサーで、現在は日テレの朝の顔、フリーアナウンサー・武田真一(55)が 28日放送の『おしゃれクリップ』に出演。仕事も子育ても奮闘し、家族を愛し、また家族から愛される父親・武田に現在、出版社に勤める長男から初の手紙が届いた。

MCの山崎育三郎が代読という形で長男からの手紙を読もうとしたところ、武田は「手紙とかもらったことないですね」と語ると、メガネを外しすでに涙がこぼれていた。

そして代読が始まった…

「お父さんへ。“NHKを辞めることにした”と初めて聞いたとき、あまりに突然で、頭が真っ白になりました。しかし、その後想起されてきたのは、私が小さい頃からあなたが暇さえあればずっとギターで弾いていた、あの歌。当時は曲名も分からなかったのですが、のちにニール・ヤングの『Heart of Gold』という曲だと知ることになります。この曲があなたの生き様にそっくりだということに気づいたのです。

“Keeps me searching for a heart of gold. And I’m getting old”

直訳すると“言葉で言い表せないものが『黄金の心』を探し続けさせる。そして…、俺は年をとっていく”。55歳という年齢で、今までの地位を捨て、ずっといちアナウンサーであるべくフリーランスになる。あなたは「言葉では言い表せない何か」を探し続けて現場のアナウンサーで居続けている。まさに、この曲が言い表している生き様そのものではありませんか。

この曲、『Heart of Gold』の邦題は「孤独の旅路」。この曲の名前とは違うのは、あなたが決して孤独ではないこと。日本を代表する修行である『四国八十八ヶ所巡り』には、「同行二人」という概念があります。どんな辛い旅路でも、弘法大師さまが付いているから大丈夫という意味です。我々家族は4人いるので、「同行四人」。離れて暮らしてはいるけれど、いつでもそばで見守っています。
旅路の果てに何があるのかを、ぜひ見せてください。」と綴ってあった。

山崎の代読を聞き終えた武田は涙をぬぐいながら「なんか、お父さんからの手紙みたいですね」と照れ隠し。

さらに感想を聞かれると「(長男が)こんな文章を書くんだと思いました」と語り、続けて、「おこがましいですけど、“自分の子育ての最高のご褒美”だなと。本当にいい父親ではなくて。でも家族に支えられてます」と感謝の言葉を残した。

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写真提供:(C)日テレ

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