西日本 きょう(火)午後も雨強まるおそれ 台風2号は週後半に沖縄接近 高波警戒

 梅雨前線の影響で、九州北部や四国はきょう(火)午後も雨の降る所が多い見込み。局地的に激しい雷雨となるため、土砂災害や河川の増水、道路の冠水、落雷や突風に注意が必要だ。また、沖縄は台風2号の影響で、あす31日(水)以降はさらに波が高くなる見込み。先島諸島を中心に、次第に風も強まりそうだ。

雨強まる所も

 西・東日本に梅雨前線に伴う雨雲が広がり、きょう(火)午前中は、九州北部や四国の瀬戸内側で雨脚が強まった。今夜にかけては、九州北部や四国の太平洋側を中心に、局地的に雨雲が発達して、激しい雨の降るおそれがある。西日本以外の地域でも、大気の状態が不安定となる所がある見込み。関東北部や東北北部、北海道は今夜初めごろにかけて、にわか雨や雷雨に注意が必要だ。

 あす(水)も東日本の太平洋沿岸や、西日本の太平洋側で雲が広がり、断続的に雨が降る見込み。九州北部は明け方まで、雷雨となる所がありそうだ。一方、北陸や北日本は晴れ間が多くなり、北海道はきょうより気温の高くなる所が多い見込み。

台風2号北上

 大型で強い台風2号は、あす(水)は先島諸島の南海上を北上し、強い勢力で沖縄地方に接近する見通し。先島諸島は6月1日(木)~2日(金)にかけて、暴風や高波に警戒が必要だ。台風の進路によっては、沖縄本島地方も2日(金)~3日(土)にかけて暴風となるおそれがある。台風の速度が比較的遅いため、沖縄では高波や強風などの影響が長引きそうだ。

週後半 再び雨

 1日(木)も北日本はよく晴れるが、その他の各地は雲が多くなりそうだ。西日本は湿った空気の影響で、午後は雨の範囲が広がり、2日(金)は東日本や東北にも雨域が広がる見通し。西・東日本は3日(土)にかけて雨量が多くなるおそれがあるため、今後の気象情報に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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