ごみ分別で対話型AI活用 香川県三豊市が実証実験へ

香川県三豊市が始めるAIを活用した実証実験で、ごみ分別の質問に回答するスマートフォンのデモ画面=30日午前

 香川県三豊市はごみの分別に関する市民からの問い合わせに対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を活用する実証実験を6月1日から始める。山下昭史市長が30日記者会見し、発表した。

 スマートフォンやパソコンから無料で利用でき、日本語のほか英語や中国語、韓国語などで自動返信する。市は職員の業務軽減につながり、これまで意思疎通が難しかった外国人の住民からの問い合わせにも対応できるとしている。

 「剪定枝はどう捨てればいいか」との質問には「燃やせるごみに分類されます。長さ50センチ以内、ひもで束ねて出してください。指定ごみ袋は不要です」と回答した。

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