入管医師が酒酔い診察か、大阪 常勤から外し調査

大阪出入国在留管理局=大阪市住之江区

 大阪出入国在留管理局(大阪入管、大阪市住之江区)の常勤女性医師が、酒に酔った状態で収容外国人を診察していた疑いがあることが30日、同局への取材で分かった。大阪入管は医師を勤務から外したという。

 斎藤健法相は30日の閣議後記者会見で「現在診察業務には従事させていない。事実確認と必要な対応を行っている」と述べた。

 大阪入管によると、医師は他の常勤看護師2人や非常勤の医師と共に収容者の診察を担当していた。関係者によると、医師の動作が遅いなど不審な点があったという。

 収容者は現在約50人。体調が悪くなった場合は、他の非常勤医師らがカバーしている。

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