車の購入やレンタルを検討する際、我々ゴルファーの最重要チェックポイントは「キャディバッグが何個積めるか？」。そこで、皆さんに代わって国産人気車種の積載量を徹底調査。加えて「積みやすさ」も採点する。
トヨタ「カローラツーリング」のゴルフバッグ積載量を調査
トヨタの人気ステーションワゴン「カローラツーリング」のキャディバッグ積載量を調査する。1966年に初代がデビューし、以降世界中の市場で販売が続けられているトヨタの基幹車種。セダン、ハッチバック、ステーションワゴン、クロスオーバーSUVなど様々なボディをタイプを揃え、2021年にはシリーズ累計販売5000万台を達成した。12代目となる現行モデルは2018年にデビュー。ステーションワゴンは新たに「ツーリング」の名称が与えられることになった。欧州仕様と共通のシャシーを採用しているが、日本の道路環境に合わせてわずかにサイズダウンしている。パワーユニットは1.5リッター直列3気筒ガソリン、1.8リッター直列4気筒ガソリンハイブリッドをラインアップする。
【調査ルール】
・キャディバッグを積んだ状態で、その本数と同じ人数が乗車できること
・キャディバッグはフルセット入った状態で、ドライバーなどを抜くのはNG
・後部座席にはみ出して積むのは安全性の観点からNG
・基本的に9.5型のツアーバッグを使用し、入らない場合スタンドバッグも使用
ラゲッジルームはどんな感じ？
リアゲートはバンパーレベルで大きく開閉し、スクエアで段差のない開口部を持つ。ワゴンボディを活かしたフラットな荷室は、奥行きも幅も十分。サスペンションの張り出しは大きいものの、左右のオーバーハングに大きなくぼみが設けられている。荷室にはフロアの高さを調節できる「リバーシブルデッキボード」を導入。今回の調査で使用した4WDモデルはボードを一番低い位置まで下げることができないため、荷室容量が2WDモデル（392リットル）と比較して若干狭くなってしまう。リアシートは6:4分割可倒式で、荷室側面のレバーを引くだけでシートバックが前に倒れ、802リットルという広大なスペースが出現する。
1個目の積み方
1個目はラゲッジ奥にバッグ上部を左側にし横向きに搭載。
2個目の積み方
2個目はバッグ上部を右側にし1個目の手前に搭載。
3個目の積み方
3個目はバッグ上部を右側にし2個のバッグの上に搭載。ツアーバッグだと3個が限界だった。
3個目をスタンドバッグに変更
スタンドバッグに変更し、バッグ上部を右側に入れ込むようにして2個のバッグの上に搭載。
4個目の積み方
4個目（スタンドバッグ）は3個目の上にクロスさせる形で搭載。
調査結果
大きな開口部と、深さ・幅をそなえた広大なラゲッジスペースは使い勝手も良好。今回の調査で使用した4WD（e-Four）モデルは、2WDモデルよりもフロアを深く使うことができないため、3個目と4個目をスタンドバッグに変更し、4個を搭載することになった。
車両スペック
カローラツーリング HYBRID W×B（HEV・4WD） 車両本体価格：304.8万円（税込）
ボディサイズ(mm)｜4,495×1,745×1,460
ホイールベース(mm)｜2,640
車両重量(kg)｜1,440
エンジン｜直列4気筒
排気量(cc)｜1.797
最高出力(kW〈PS〉/rpm)｜72〈98〉/5,200
最大トルク(N･m〈kgf･m〉/rpm)｜142〈14.5〉/3,600
フロントモーター｜交流同期電動機
フロントモーター最高出力(kW〈PS〉)｜70〈95〉
フロントモーター最大トルク(N･m〈kgf･m〉)｜185〈18.9〉
リアモーター｜交流同期電動機
リアモーター最高出力(kW〈PS〉)｜30〈41〉
リアモーター最大トルク(N･m〈kgf･m〉)｜84〈8.6〉
調査に使用したキャディバッグ
ツアーバッグ（右）
ブリヂストン BRIDGESTONE プロレプリカモデル（CBG301）
型｜9.5型
対応長さ｜47インチ
口枠｜6分割
セパレート｜3分割
タイプ｜カート
素材｜（本体）合成皮革 （口枠）ポリエステルメッシュ
重さ｜4.5kg
スタンドバッグ（左）
ブリヂストン BRIDGESTONE 軽量スタンドモデル（CBG223）
型｜9.5型
対応長さ｜47インチ
口枠｜4分割
セパレート｜3分割
タイプ｜スタンド
素材｜ポリエステル、合成皮革
重さ｜2.5kg
