シメオネ監督、元プレミアリーグ得点王の獲得に関心を示す

写真:ヴァーディは来季、チームにとどまり2部でプレーするのか、それとも…… ©Getty Images

アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、レスターに所属する元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーティに興味を示しているという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』が報じている。

ヴァーティの所属するレスターは2015-16シーズン、ヴァーティや元日本代表FW岡崎慎司(現シントトロイデン)らを擁する陣容でプレミアリーグを制覇するという奇跡を見せたものの、そこからわずか7年後の2022-23シーズンは9勝7分け22敗で18位に終わり、2部リーグ降格となった。

優勝したシーズンに24ゴールを挙げ、2019-20シーズンには23ゴールで得点王にも輝いたエースストライカーのヴァーティも現状では2部リーグでプレーすることになるが、これまでの実績ゆえにオファーは殺到しており、シメオネ監督もヴァーティの獲得に強い関心を示しているという。

アトレティコ・マドリードはスペイン代表FWアルバロ・モラタに退団の可能性があり、今年1月の移籍マーケットでチェルシーへと期限付き移籍したポルトガル代表FWジョアン・フェリックスも、アトレティコ・マドリードには戻らず、チェルシーで引き続きプレーすることを強く望んでいる。そのため、アトレティコ・マドリードとしては前線の補強が最優先課題となっており、ヴァーティはプレースタイルや性格の面でもシメオネのサッカーに最適な選手だという。

懸念があるとすれば、36歳という年齢と、今シーズンのプレミアリーグでわずか3ゴールに終わった成績面で、もはやかつてのような“危険な点取り屋”ではなくなったという指摘もある。しかし、それまで7シーズン連続で2ケタ得点を記録するなど実績面は申し分なく、環境さえ整えば以前のパフォーマンスを取り戻せるとみる向きもある。

ただ、アトレティコ・マドリード側もヴァーティだけに固執しているわけではなく、将来的にチームの中心になり得る若いストライカーの獲得も目指しているという。

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