サービスしすぎだって!すかいらーくの「食べ放題・飲茶専門店」が大満足すぎた

『飲茶TERRACE「桃菜」』外観

『ガスト』『夢庵』『バーミヤン』などの数多くの飲食チェーンのブランドを持つすかいらーくグループ。同グループが今年、新たにスタートさせたのが飲茶専門店『飲茶TERRACE「桃菜」』(以下、『桃菜』)です。

中華料理のいちジャンルでもある「飲茶」や「点心」を打ち出したブランドで、2月に町田市に1号店をオープン。4月には三鷹や南砂にもオープンさせた注目のチェーンです。

しかし、中華料理のいちジャンルとして知られる「飲茶」ではありますが、これまでに日本の飲食チェーンで、これを全面に打ち出したブランドはなかったのも事実です。

「食べ放題もある」というその中身と、その味はどんなものでしょうか。

というわけで今回は1号店の町田鶴川のお店まで食べに行ってみることにしました。

細かく設定された『桃菜』の楽しみ方

『桃菜』は「落ち着いたアジアンテラスをイメージした」というだけあり、これまでのファミレスとはやや趣が異なり、開放的かつゆったりと落ち着いた店内でした。

テーブルには大きめのメニューが置かれ、ここで好みのメニューを選んでオーダーしていく仕組みです。その中身は以下の通り。

1.おなかいっぱい好きなものを食べたい方向け……飲茶食べ放題

・Aコース 全23品/90分(L.O.20分前)大人¥2,199(税込¥2,419)

・Bコース 全58品/120分(L.O.30分前)大人¥2,699(税込¥2,969)

・Cコース 全47品/120分(L.O.30分前)大人¥3,199(税込¥3,519)

※土日祝は上記料金にプラス¥300(税込¥330)

※小学生以下は全コース¥999(税込¥1.099)/3歳以下は無料

2.お得にセットで食べたい方向け……選べる飲茶セット

・4品セット 麺・飯1品+点心類3品 ¥1,290(税込¥1,419)

・5品セット 麺・飯1品+点心類4品 ¥1,540(税込¥1,694)

・6品セット 麺・飯1品+点心類5品 ¥1,790(税込¥1,969)

3.お好きなものを1品から食べたい方向け……一皿ずつのご注文

細部に渡ってオーダー方法が設定されているわけですが、同時に「様々なニーズに応えたい」というブランドの思いが反映されているようにも思いました。

今回はこれらの中から「飲茶食べ放題Cコース」をチョイス。税込3,500円強で食べ放題というコストパフォーマンスの良さも魅力だと思いましたが、果たしてその味はいかに?

冷菜から点心まで、本格中華がいきなりズラリ!

オーダーすると、続々とセイロや皿に乗った料理が運ばれてきました。

まずは「クラゲの冷菜」と「蟹入り小龍包(3個)」「小龍包(3個)」をいただきましたが、いずれも本格中華の味わいです。

特に小籠包は、生地の中から溢れ出るスープが絶品で、有名ブランドも顔負けの味わいでした。

また、点心系では「米粉揚げ餃子(1個〜)」「飾り海老焼売(1個〜)」そして、贅沢にもトリュフを使った「トリュフ入り餃子(2個)」もいただきましたが、いずれも素材の味わい。

食感も楽しめるものばかりで、これもまた絶品。なかなかいいぞ、桃菜!

高級料理「北京ダック」も食べ放題で楽しめる!

「飲茶食べ放題Cコース」は、点心類だけでなく「北京ダック(2枚)」も入っています。

つまり、高級料理「北京ダック」でさえも時間内であれば無制限でいただけるということなんです!

しかも、その味わいはまた本格的。濃厚な甘味のあるタレ、シャキシャキのネギと生地に合わせていただけば、頬が落ちるような錯覚を覚えました。

シメ系の麺モノ・ご飯モノも絶品揃い!

この他にも何種類もの点心類をいただきましたが、どれも絶品揃い。しかも1皿・1セイロずつの量が小ぶりなため、少しずつたくさんのメニューを楽しめるのも『桃菜』の利点のように思いました。

いい感じにお腹が膨らんだところで、シメ系のメニューもいただきました。

まずは麺モノの「鶏塩つゆそば(小)」「炒麺(焼きそば)(小)」から。

「鶏塩つゆそば(小)」は滋味深い塩スープがまず美味しく、プリっとした中華麺との相性も抜群。ネギが全体の味を引き締めてくれています。

また、「炒麺(焼きそば)(小)」はコシのある太い麺を採用し、中国の醤油で味付けした濃厚な味わい。具材の野菜類の食感も楽しく、ついつい箸が進む一品でした。

ここまででも十分お腹いっぱいになりましたが、どうしても食べたく「鶏肉と生姜のご飯」をいただきました。

程よい味付けのチキンに千切りの生姜、そして特製タレがご飯に絡み合い、これまた濃厚な口当たりで十分な満足感を得ることができました。

シメにピッタリの一品です。

これだけの味・量を楽しめながら、税込3500円強の値付けは正直不思議!

ここまで食べて十分お腹いっぱいになりました。

最後の最後のシメは、食べまくった胃を休めるために「中国茶」をいただきました。急須から入れるお茶の香りに癒されつつ『桃菜』の「食べ放題」のポテンシャルの高さを改めて実感しました。

このハイレベルの味わいを、税込3500円強で思う存分食べられるのは正直信じ難いところ。言い換えれば、これからさらに注目を浴びるブランドにもなるように思いました。

まだスタートしたばかりの『桃菜』ですが、中華好きのお腹を必ず満たしてくれる「飲茶ファミレス」だと思いました。ぜひ近くの『桃菜』で、あなたもこの味、サービスを体験してみてください。どハマりすること必至ですよ。

※店舗によって内容・価格が異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。

(うまいめし/ 松田 義人(deco))

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