「らくらくホン」が再生法申請 FCNTと関連2社

FCNTの高齢者向け携帯電話「らくらくホン」シリーズの端末

 高齢者向け携帯電話「らくらくホン」や、「アローズ」のシリーズの開発、製造を手がけるFCNT(神奈川県大和市)は30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。持ち株会社など関連する2社も再生法の適用を申請。東京商工リサーチによると、2022年3月期の負債総額は合わせて1431億円に上る。

 FCNTは、富士通子会社の富士通コネクテッドテクノロジーズとして携帯電話事業を手がけていた。富士通は携帯端末の販売減少など事業環境の悪化を踏まえ、18年に子会社を投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループに売却した。

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