そのイライラ…愛犬にも伝わっているかも?"飼い主のストレス"が犬に与えてしまう悪影響4つ

飼い主のストレスが犬に与えてしまう悪影響

1.ストレス性の脱毛症になる

飼い主のストレスが犬に与えてしまう悪影響によって、ストレス性の脱毛症になることがあります。

  • 手足の先に皮膚の赤みや脱毛が見られる
  • しっぽの先に皮膚の赤みや脱毛が見られる

このような症状や脱毛が見られる場合、ストレスによって犬自身が手足やしっぽの先を執拗に舐めたり噛んだりしたことによるものである可能性が高いです。

行き場のないストレスや感情を発散させるための行動です。執拗に舐めたり噛んだりする行動がなくなれば、皮膚の赤みや脱毛は自然と改善されるでしょう。

2.免疫力の低下による病気や感染症にかかりやすくなる

飼い主のストレスが犬に与えてしまう悪影響によって、免疫力の低下による病気や感染症にかかりやすくなることがあります。

飼い主のストレスは、犬に不安や緊張を与えます。そうすると、犬の体の中ではコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。

コルチゾールが免疫を抑制する作用のあるホルモンであることから、免疫力の低下による病気や感染症にかかりやすくなることがあります。

混合ワクチンによって予防することが可能な感染症は、しっかり予防するようにしましょう。

3.持病の症状を悪化させる

飼い主のストレスが犬に与えてしまう悪影響によって、持病の症状を悪化させることがあります。

ストレスホルモンであるコルチゾールには、血圧を上昇させる作用があるとされています。心臓に持病のある犬の場合、高血圧になることで、心臓病の症状を悪化させてしまう恐れがあります。

  • お散歩中、すぐに息が上がってしまう
  • 咳が出るようになった
  • 安静時の呼吸の回数が増えた

このような症状が出ている場合には要注意です。今現在の心臓の状態を把握するため、再検査を受けることをおすすめします。

4.吠えて威嚇するなど攻撃的になる

飼い主のストレスが犬に与えてしまう悪影響によって、吠えて威嚇するなど攻撃的になることがあります。

散歩中、人や犬とすれ違う時、急に吠えたり飛びかかろうとしたりするようになった、などの問題行動が見られることがあります。

ストレスが心に与えた悪影響によって、上手く感情をコントロールすることができなくなってしまうのです。

他人や犬だけではなく、飼い主や家族にまで攻撃的な一面を見せるようになってしまうこともあります。

中型犬や大型犬であると、ちょっとしたトラブルが起きて…という程度では済まされないことがあります。

まずは、なるべく早く、犬のストレスの原因となってしまっている、飼い主自身のストレスの軽減や緩和ができるとよいのではないでしょうか。

まとめ

飼い主のストレスが犬に与えてしまう悪影響を4つ解説しました。

  • ストレス性の脱毛症になる
  • 免疫力の低下による病気や感染症にかかりやすくなる
  • 持病の症状を悪化させる
  • 吠えて威嚇するなど攻撃的になる

強いストレスを感じた時、態度に出てしまいやすい飼い主はとくに注意した方がよいと思います。

愛犬への接し方や態度にも、ストレスによるイライラした感情やネガティブな感情が出てしまいやすいのではないでしょうか。

ストレスによって感情が上手くコントロールできなくなってしまった時は、ぜひ愛犬と外に散歩に出かけてみてください。気分転換にもなりますし、犬もストレスを発散できる機会です。

いつもと違う散歩コースを歩いてみるのもおすすめです。新しい出会いがあったり、発見があったり、いつもと違うことがストレスの軽減や緩和に役立つことがあります。

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