ハザードマップ、音声読み上げ 視覚障害者の災害対応で

刷新された「ハザードマップポータルサイト」内の画面(国交省提供)

 国土交通省は30日、洪水や土砂災害などの災害リスクを地図上に表示する「ハザードマップポータルサイト」を刷新した。文章を音声で読み上げるソフトに対応し、視覚障害者が利用しやすいようにした。

 同サイトは洪水や土砂災害、高潮、津波のリスクを地図に重ね合わせて表示することなどができる。2007年度に初めて公開した。

 音声読み上げソフトと組み合わせることで、画面が見えなくても操作しやすいようにデザイン。住所を入力すれば、その場所で想定される洪水や津波の浸水深といった災害リスクに加え「早期の避難が必要」などと取るべき行動が表示され、音声でも聞くことができる。

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