中学受験、高校受験に向けての勉強は家庭での環境づくりも大切ですよね。最近ではリビング学習をしている子どもも多いですが、どんなことに気をつければよいのでしょうか?テレビやスマホとの付き合い方も気になるところです。
そこで今回は受験生の子をもつパパやママたちに、子どもの勉強のためにしている工夫や環境の整え方についてリサーチしてみました。
1:リビングのテレビを別の部屋に移動させる
リビング学習をする場合は特に、勉強に集中できる環境作りが大きなポイントになりますよね。そのため、気が散る原因となるゲームやテレビを他の部屋に移動させたというママもいます。
どうしてもリビングにテレビがあるとだらだら見てしまったり、ニュースだけのつもりがつきっぱなしになっていたりと、勉強の邪魔になりやすいです。
見たい番組があれば時間を決めて、テレビのある部屋へ行き、番組が終われば戻るというスタイルにすることでメリハリがついたといいます。
テレビを移動させるということに、はじめはパパからの反対もあったそうですが、一度慣れてしまえば特に問題もなく、受験が終わった今もテレビをリビングに戻していないそうです。
とはいえ、移動するのが現実的ではない場合は、テレビに布をかけるなど、目に入らないような工夫をするのもおすすめです。
2:スマホ使用のルールを決める
特に高校受験になると、スマホとの関わり方が受験勉強に大きく影響することも。スマホとどう付き合っていくかはそれぞれの家庭でルールを決めていることが多いようです。
「スマホに利用制限をかけて一定の時間を超えると見られなくなるように設定する」「勉強する時間は親が預かる」「スマホは勉強部屋に持ち込まない」など、子どもも納得する上でルールを決めるとよいでしょう。
3:学習用品は一つの場所にまとめておく
いざ勉強しようと思った時に文房具が切れていたり、見つからなかったりすると、せっかくのやる気が失われてしまいます。そのため、文房具などはストックも含めて決まった場所に置いておくようにしたというママの声がありました。
また、リビング学習をしている場合は、リビングと子ども部屋の往復を減らせるよう、リビング付近にランドセル置き場をつくっているという家庭も。
4:子どもに合った椅子を用意する
中学受験、高校受験と進むにつれ勉強の時間も増えていくので、椅子選びも大切。大人と同様に椅子が合っていないと疲れやすく、姿勢が悪くなってしまうこともあります。
リビングの椅子は大きすぎたり、座面が硬い場合もあり、受験に向けて新たに椅子を購入したというママも。
また、高さを調節できる椅子は、座ったときに、足置きに足が付くように調節してあげてください。
5:集中力が切れそうなときは、タイマーを使う
リビングのように適度な生活音のある空間は集中するために有効といわれているので、無理に無音にしようとしなくてOK。とはいえ、なかなか集中できない子どもには、キッチンタイマーを使っているというママの声も。
「あと10分勉強したらおやつにしよう」など、子どもに時間を意識させることで集中力も高まります。最近は残り時間が目に見える、アナログタイプの学習用タイマーも販売されているのでおすすめ。
6:テーブルの上は何もない状態にしておく
ダイニングテーブルを使って勉強する場合、気が散るのを防ぐためにもテーブルの上は何も置かない状態を基本にしましょう。
子どもの勉強のために「食事が終わったら、すべてのものを片付ける習慣がついた」というママも。テーブルを広く使えることで教科書やノート、ドリル、資料集などを一度に出すことができて勉強の効率アップに。
ただし、ダイニングテーブルを勉強で使う場合、食事の準備が始まると勉強が中断されてしまうので、学習用の机をリビングに置いているという家庭も多いようです。
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ちょっとした工夫が子どもの集中力を高めたり、疲れの軽減につながりそうです。スマホやテレビとの付き合い方は大きな問題なので、家庭でよく話し合ってみてください。
(ハピママ*/ 平野 鞠)