「広島サミットで世界から注目」高校生平和大使3人決まる 4年ぶりジュネーブ国連欧州本部に派遣も 核兵器廃絶目指して 

世界に核兵器の廃絶などを訴える「高校生平和大使」に、広島県内から3人が選ばれました。

高校生平和大使は、全国の市民団体が募集していて、26代目となる本年度は16都道府県から22人が選ばれる予定です。

広島県内では、71人の応募の中から3人が決まりました。

3人は、8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、核兵器廃絶の署名を提出し、軍縮会議を傍聴します。コロナ禍で中止されていたため、4年ぶりの派遣になるということです。

高校生平和大使 県立広島高校 2年 五閑さくら さん(被爆3世)
「被爆証言の内容をある程度知っていることが世界常識になるくらい、被爆の実相を知ってほしいんです」

福山暁の星女子高校 2年 永戸もも さん
「(広島サミットで)広島・長崎の出来事に世界から注目が集まっていて、わたしたちの活動がより関心を持ってもらいやすい年になると思います」

県立加計高校芸北分校 2年 宇土未來 さん(被爆3世)
「同世代であるわたしが率先して声を上げることで、平和を作っていく若者にも声を届けることができるのではないかと考えています」

3人は、6月から本格的に署名活動などに取り組むことになっています。

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