CL切符掴めず、買い取り義務が白紙に… クルゼフスキはユベントス帰還も?

写真:Getty Images

スウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキ(23)は、トッテナム残留が見通せない状況だ。イギリス『90min』が伝えている。

昨年1月にユベントスから18カ月間のレンタル移籍でトッテナムへと加入したクルゼフスキ。昨シーズンは加入後のプレミアリーグ全18試合に出場し5ゴール8アシストを記録するなど、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の原動力となった。

しかし、今シーズンはチーム同様にパッとしない日々が続き、トッテナムがプレミアリーグを欧州カップ戦圏外の8位でフィニッシュしたなか、クルゼフスキも公式戦37試合の出場で2ゴール8アシスト。ゴールへの関与が全てではないが、主力のアタッカーとしては物足りない数字となった。

契約に目を移すと、トッテナムは3000万ポンド(約52億円)の買い取り義務があったものの、これは2023-24シーズンのCL出場権を獲得することが前提となっているもの。したがって、現段階ではユベントスに帰還することとなる状況だ。

選手本人は今シーズンのラストゲームとなった28日のリーズ・ユナイテッド戦後、将来について「正直わからない… これまでピッチに集中し、できる限りのことをしようと努力してきた。これからクラブと話し合いがあるよ」とコメント。完全移籍移行を望みつつも、その望みが薄いことも感じとっているかのような様子を窺わせた。

以前であれば、今夏以降もトッテナムに留まることが確実だと考えられていたクルゼフスキ。買い取り義務がなくなった以上、ひとまずはイタリアに戻ることとなるだろう。

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