川崎市、初の70万世帯超え 5月1日現在

 神奈川県川崎市は12日、5月1日現在の市内の世帯数(速報値)が70万842世帯となり、初めて70万世帯を超えたと発表した。

 市によると、人口は148万4808人で前月と比べて3538人増。世帯数は2890世帯増えた。

 区別では中原区の12万5108世帯が最も多い。次いで川崎区11万1698世帯、高津区10万9131世帯、多摩区10万7852世帯、宮前区9万5887世帯、幸区7万6182世帯、麻生区7万4984世帯と続く。

 60万世帯を突破した2006年4月と比べると、最も多く増えたのは中原区の2万872世帯増。高津区の1万6882世帯増、川崎区の1万6698世帯増と続く。市統計情報課は「市内では武蔵小杉周辺などマンション開発が続いており、移り住む世帯が増えている」としている。

 市制施行の1924年の市の人口は5万188人、世帯数は9685世帯だった。世帯数は政令指定都市に移行した翌年の73年5月に30万世帯を超え、94年6月に50万世帯を突破し、人口とともに増え続けている。

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