バス釣りが一気に賑わい出す春。各地のショップでも、この季節は大いに盛り上がりを見せていることだろう。バスが動けば人も動く。この春注目のルアーを、各地の大型ショップに聞いてランキング形式で紹介。地方ごとの流行や、新たなブームを先取る大きなヒントが隠されているかも…!? 今回は「釣具のイシグロ」中川かの里店の人気ルアーTOP10をご紹介。
●文:ルアーマガジン編集部
釣具のイシグロ中川かの里店
名古屋第二環状自動車道の富田ICを降りてすぐという好立地に位置。2019年にリニューアルオープンを果たした綺麗な店舗。特に大江川・五三川に強い店舗として知られている。
1位 沈み蟲(一誠)
― サイズ問わず人気で釣果も安定!
加藤「これはもうずっと人気の製品ですね。実際、大江川や五三川に釣りに行くと、使っているひとをよく見かけますし、釣っている姿もみかけます。一誠はかなり安定して人気が続いている状況ですが、こういった実績が効いているのだろうなとも思いますね。それから番手を問わず、手に入りやすいことも人気の要因だと思います。推奨されているフックの『マルチオフセット(オーナー)』も、沈み蟲のサイズに併せて各サイズともに売れていますよ」
2位 2inヤマセンコー(ゲーリーインターナショナル)
― スーパーロコのイチオシルアー
加藤「通称『神様』と呼ばれる五三川のスーパーロコアングラーがおりまして、その人の影響で人気になっているのが2inヤマセンコーです。1~2月の五三川でも普通に複数尾釣れるくらい季節も問わないので、ここ2年間ほど人気が続いている状態です。オフセットフックをセットしたノーシンカーリグのズル引きで使うのですが、沈みものの多い五三川でもとにかく根掛からない。カラーはグリーンパンプキンブラックフレーク(#297)が特に人気です」
3位 ソウルシャッド58SR SP(ジャッカル)
― マーモさんの釣果にあやかりたい釣り人が急増!
加藤「加木屋守さんがこの冬、五三川で爆釣したのがきっかけで、2月くらいから一気に盛り上がりましたね。いきなり売れだしたので、人気カラーとかも関係なく皆さん買われていった印象です。いわゆるバスプロの影響で製品が動くということは、近年では珍しいパターンでした。五三川は根掛かりが多いのでシャッドは敬遠されがちではありますが、今回のように釣果が先立っているとやはり使われるキッカケになりますね」
4位 ジャスターシャッド3.2in(ゲットネット)
― アラバマの具として大人気
加藤「全国各地でバマストが人気になっていると思いますが、大江川・五三川でも同様です。組み合わせるワーム、いわゆる『具』としてこのあたりの地域で定番になっているのがこのワームですね。登場から結構立つアイテムなのですが、重すぎない比重でリグ全体のウエイトが軽くおさまる点や、フラッシング効果の高い縦扁平形状、食わせやすいサイズ感が非常にマッチしています。まるで新製品のような人気になっています(笑)」
5位 フィッシュローラー4in(レイドジャパン)
― バマストに最適なロールが魅力的
加藤「こちらもバマストの具として人気のソフトベイトで、金森さんが五三川の動画で使っていたことで人気が出ています。元々ホバストやミドストを想定して作られていますので、シャッドテールとは違う綺麗なロールアクションが魅力的ですよね。ジャスターシャッドは3inクラスでしたが、こちらはシャッドテールじゃない分のパワーを補うため、少し大きめの4inモデルを皆さん使われています」
6~10位の人気ルアーランキング
春のオススメ
― スタッガーオリジナル5in (ハイドアップ)
― TN70(ジャッカル)
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