遭難した登山者の速やかな救助を 宮城県警が登山地図アプリ運営会社と協定

宮城県警は、遭難した登山者の速やかな救助につなげようと、登山地図アプリの運営会社と協定を結びました。

県警が協定を結んだのは、登山地図アプリYAMAP(ヤマップ)を運営する福岡市の会社です。

YAMAPには、全国2万5000以上の山の地図情報が登録されていて、GPS機能で現在地や歩いたルートなどが分かります。 電波の届かない場所でも、アプリの利用者同士が交換する情報で位置を絞り込むことができるということです。

県警では、協定を結んだことで遭難した登山者の位置情報が共有され、速やかな救助につながると期待しています。

県警本部地域課川田順一課長補佐「YAMAPアプリを通じて、登山計画が提出されていれば位置情報や登山計画情報が把握できるので、迅速的確な救助活動ができると期待しています」

県警によりますと宮城県の2022年の山岳遭難件数は30件で、このうち登山届を提出していた人は約2割にとどまるということです。

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