公民党、自主清算・解散決議を可決

公民党は5月27日、特別会員総会を開催し、自主清算決議案を可決した。28日付香港各紙によると、今回の総会に出席した党員は31人で、決議案は30人の支持を得て、1人が棄権した。公民党の梁家傑・主席は同党が清算人に引き継がれることや、公民党はなんら不動産を所有しておらず、残った資産は5けたであることを明らかにした。公民党は現在2人のフルタイム職員を抱えているが、8月まで雇用し清算作業と後始末をサポートする。梁主席は清算についての発表として「同行千里、終須一別」と題する声明を発表し、16年の支持に感謝を表明した。公民党を離党した後に「民主思路」を設立した行政会議メンバーの湯家●氏は27日、「離党時すでに公民党は過激派路線に進み、活路はないことが見えていた」と述べた。さらに2019年の逃亡犯条例の改正反対デモの際には「公民党が中央政府あるいは大部分の香港人の信任を得ることは相当困難」ということが見えていたという。湯氏が公民党の設立に参加した際は公民党が中央と良好な関係を維持できる唯一の「民主派」となることを目指していたが、「5区総辞職」からどんどん彼の理念から離れていったことを振り返った。【●=馬へんに華】

© HKP