今季48試合出場…インテルに欠かせぬムヒタリアン、契約延長の障壁となるのは?

写真:Getty Images

インテルにとって、元アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン(34)との契約延長は優先事項ではないようだ。

昨シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)を制したローマの一員だったムヒタリアン。インテルと2年契約を結んだ今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦へと駒を進めており、2年連続で欧州カップ戦を制すという偉業を達成する可能性がある。

ただ、現在はミランとのCL準決勝2ndレグで肉離れを起こしたため、直近の公式戦3試合を欠場中。それでも、イタリア『カルチョメルカート』によれば、来月3日に行われるセリエA最終節のトリノ戦も休養すれば、10日のCL決勝戦マンチェスター・シティ戦には十分に間に合うとのことだ。

一方、ムヒタリアンは今シーズンの公式戦48試合に出場するなど、ケガを除けばフル稼働中だが、2024年6月までとなっているムヒタリアンとの契約の延長は優先事項ではない模様。来年1月で35歳となる年齢はやはりネックのようだ。

そんな情勢を把握しているのか、ムヒタリアンの代理人を務めるラファエラ・ピメンタ女史は先日、『カルチョメルカート』のインタビューでインテルでの充実ぶりを強調している。

「彼はインテルで快適に過ごしているわ。彼がピッチで優れたパフォーマンスを発揮しているのは、日々の過ごし方が良いということじゃないかしら。インテルの素晴らしい成績にも寄与しているはずよ。契約延長はクラブに尋ねないとわからないけど、とにかく実現することを願っているわ」

下部組織時代、短期間ながらもブラジルのサンパウロに在籍歴があるムヒタリアン。プロになってからはウクライナのシャフタール・ドネツクを皮切りに、ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルでもプレーしている。インテルの中でも頭ひとつ抜けた経験値を持つ34歳なだけに、この先もインテルで長くプレーを見続けたいところだがどうなるだろうか。

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